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薬剤師 吉田節子が教える!アロマテラピー

第12回 5月に最適アロマのご紹介

もう5月。月日が経つのはあっという間ですね。4月に新生活を迎えられてやっと環境にも慣れ気持ちがひと段落する時期ですが、同時に新しい環境のいい点ばかりではなく悪い点もちらほらと見えてきてしまい、気持ちが曇る方もいらっしゃいます。
5月は体が春モードから夏モードへとギアチェンジする季節です。体も植物と一緒で、春には内面から湧き上がるように持病や皮膚炎などが首をもたげてきますし、その後は陽気で満たされてきます。ですからうまく発散できなければ、古くから「五月病」という言葉があるように、気が滞って悶々と考え込んでしまいやすい時期なのです。今回はそんなこの季節にぴったりのアロマをお伝えします。

①不眠対策アロマバスソルト
大さじ1杯の天然塩にローマン・カモミール精油5滴とゼラニウム精油5滴を加え、よく混ぜたものを、温めのお湯を張ったバスタブに入れて溶かして入浴します。熱いお湯に素早く入るのではなく、ぬるめのお湯にゆったりとつかることが大切です。

〇ローマン・カモミール精油・・・キク科の草本。リンゴ用の香りと形容される甘い香りです。アンゲリカ酸エステルを多く含むため、鎮静効果が高い香りです。癇癪やイライラにも◎。
〇ゼラニウム精油・・・フウロソウ科の葉から採れる精油。バランスを整える香りで、自律神経の乱れを回復します。鎮静作用を示すモノテルペンアルコールである、リナロールなどを含みます。
〈使い方〉夜の睡眠前のお風呂に。

②頑張った自分にご褒美♪ハンドトリートメントオイル
大さじ2杯のホホバ油などの植物油に、マンダリン精油2滴、サンダルウッド精油3滴を加えてよく混ぜます。適量を手に取りゆったりとしたペースで手のひら~肘~二の腕と自分で自分にトリートメントしてみましょう。ポイントは指先だけではなく、手のひら全部を使うイメージで行うこと。タッチング効果も期待できます。

〇マンダリン精油・・・ミカン科の果実の果皮から採れます。柑橘系のなかでも温かみのある甘い香りが特徴的です。気分を落ち着かせながらも楽しめるような、明るい香りで活力を養いましょう。
〇サンダルウッド精油・・・ビャクダンの香りです。毎日がんばっているあなた。外へ外へと向く気力を、たまには内側に。自身の内面を見つめるときに最適な精油です。古代より瞑想やヨガに使われてきた香りです。サンタロールという骨格の大き目なアルコール類が主成分ですので、香りは重めのベースノートです。
〈使い方〉仕事終わりの夕方に。自分の時間がゆったりとれる時におすすめです。

③眼精疲労や肩こりに。アロマ温シップ
マグカップや小さめのボールにお湯を張り、そこにラベンダー精油を2~3滴垂らします。その中にミニタオルを浸し、浮いている油滴をすくい取るようにして固く絞ります。

〇ラベンダー精油・・・シソ科の全草です。血流を改善します。抗菌作用から鎮静作用まで、あらゆるシチュエーションに利用しやすい、まさにアロマの女王といった感じの精油です。学名をしっかりみて、真正ラベンダーの精油を使いましょう。主要成分は酢酸リナリルやリナロールです。
〈使い方〉職場や学校の休憩時間に。温シップを5分でも瞼や肩の上に置いてみてください。とてもリフレッシュします。

他にも様々な使い方があります。アロマを手軽に日常に取り入れて、若葉輝く季節を謳歌しましょう♪

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