ハザマ薬局は在宅医療サービスのさらなる強化のため、日本在宅薬学会理事で医療法人嘉健会 思温病院薬剤師の岸 雄一先生を講師に迎え、国内有数の医療職者向け専門的研修施設「ニプロiMEP」で注射剤の無菌調剤研修を行いました。
今後ニーズの高まってゆく無菌調剤
ハザマ薬局では個人在宅や、施設在宅などの在宅医療に積極的に取り組んで参りました。2016年の調剤報酬改定によって、在宅医療の評価がますます高まってきています。このため、薬剤師も様々なニーズに応えるために、一層の技術向上や薬局の設備の充実は必要不可欠です。
特に在宅療養の患者様の中には高カロリーの輸液を行う中心静脈栄養法(TPN、IVH)や抹消静脈栄養法(PPN)での調剤が必要となる場合もあります。患者様の衛生的に安心して療養できるように、雑菌などを混入させたいための無菌調剤が求められます。
前半の講義では実技を通して、無菌調剤の基本的な知識や注射に関する技術的な学びました。
最新の医療設備を使った実技研修
「ニプロiMEP」は、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士をはじめとする医療従事者の方々が医療技術習得するための最新鋭のトレーニングルーム、シミュレーター室を備えた施設です。
研修の後半では、実際にiMEPにある最新鋭のクリーンベンチを用いて注射剤の無菌調剤の実務研修が行われました。
研修後はiMEP内の様々な研修施設を見学いたしました。
施設内には適切な力で心臓マッサージを行えるため、マッサージの力や回数を数値化した設備や、お産のシミュレーションルームなど、最新の技術を用いた研修室が揃っており、参加者は大変興味深く見学しておりました。
ハザマ薬局では今後ますます高まってゆく在宅医療のニーズに応えるため、地域医療の健康ステーションとして、
地域社会に根ざした医療サービスを提供することを目指し、人材面、設備面での充実を図ってまいります。