薬剤師のための心と身体のスタイル提案マガジン ファーストネットマガジン

スポーツファーマシスト活動報告

第9回 街の薬局での活動例

調剤薬局やドラッグストア、病院にはスポーツ選手はあまり来ないので、普通に薬剤師をしているだけでは関係ないと思っていませんか?
スポーツ選手も人間ですから、風邪だって引きますし、怪我もします。
病院や薬局にだって行くのです。

和歌山県のある薬局では、初回の問診票に“あなたはスポーツ選手ですか?”という質問を組み込んでいます。そのおかげで、禁止物質の含まれた薬の処方を未然に防げたとおっしゃっていました。

私も働いている薬局に「ドーピングにならない薬をください」と聞いてきた方は数名いました。
もしかしたら、もっといるかもしれないけれど気づいていないことは多いと思います。
そこで、私の勤務する薬局では、薬局に入る前にスポーツファーマシストが薬局にいることを知ってもらおうと、薬局の玄関にはこのようなものを設置しました。

スポーツファーマシストだけでは、まだ理解されにくいと思い、アスリートフードマイスターの資格を利用させてもらい、スポーツ栄養をネタにして、まずは、相談に来てもらおうと思っています。
病院の休み時間は、薬局も患者さんがぽつぽつしか来ないので、時間のある時を利用し、栄養相談や普段時間がなくて投薬時には説明が聞きにくい方の相談を受け付けられるように、5月より相談時間を設けることにしました。

今後はもっと発展できるように、10月の薬と健康の習慣に体育の日と絡めて、スポーツをする人のための健康相談ができればいいなと思っています。一人だけでもできますが、スポーツファーマシストの活動を知ってもらうために、活動にご協力いただける方がいらっしゃればいいなと思います。日本では、薬と健康の習慣は、日本ではあまり有名ではないですが、ドイツではこのような活動をしているようです。
http://www.watarase.ne.jp/aponet/news/100221.html
日本ももっと身近に感じられる工夫をしていきたいと思います。

あなたもスポーツファーマシストの活動を知ってもらう取り組みや、スポーツをする方の健康相談に参加してみませんか?ご興味・ご関心があり詳細について知りたい方、活動にご協力頂ける方は是非下記メールアドレスへお問い合わせ下さい!

ファーネットマガジン編集部
magazine@univ.co.jp