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コーディネーター連載

得する! 円満退職の方法

転職を考える方の多くは、年度末の4月や、夏・冬に入社時期を設定されます。その理由は、「転職をするなら賞与を貰ってから辞めたい!」からです。そりゃあ、貰えるものは貰いたいですよね(笑)
ですが退職を申し出るタイミングによっては、賞与が減額されたり 貰えないなんてことも……。
今回は、損をせず、円満に転職できた2名の薬剤師さんの事例をご紹介します!

ベストな退職の伝え方・時期で損のない転職に成功(神奈川県 35歳 男性)

私はドラッグストアチェーンに入社して10年が経ち、違う環境でリスタートしたいという想いから転職を考え始めていました。一度転職を考え始めると段々転職したい意思が強くなり、一人ひとりに寄り添った提案をしてくれると知人から聞いたユニヴへコーディネートサービスをお願いすることにしました。

最初に驚いたのは、電話面談だけではなく、直接会って面談をしていただけたことです。コロナ禍ではありましたが、ソーシャルディスタンスやマスクなどのマナーをきちんと守ってくださりとても安心しました。
またヒヤリングでは、担当コーディネーターさんがしっかり私の話を深堀りして傾聴してくれる姿に好印象を覚えました。

転職にあたって私が悩んでいたのは、「退職の時期」と「現職への退職の申し出方」です。
せっかく転職するならば、冬のボーナスをしっかり頂いてから辞めたいという考えと、10年近くお世話になった職場ということもあり、円満に退職したいという考えがあったからです。
まず「退社の時期」について、現職には退職の2ヵ月前に申し出をしなければならないという社内規定がありました。そのため私は、賞与が支給される2ヵ月前に退職を申し出ようと思っていましたが、その場合、会社によっては減額や支給自体がなくなることがあるとコーディネーターさんからアドバイスを頂き驚きました。このアドバイスがなければ、賞与を満額支給されずに転職をするところでした。コーディネーターさんによると、一番損せず賞与が満額支給される申し出のタイミングは、賞与が支給された直後とのことでした。

「現職への退職の申し出方」についても相談に乗っていただきました。いつ、誰に言えばいいのか、どういった退職理由で申し出ればいいのかなど、転職が初めてだったので分からないことだらけでした。
「いつ」言えばいいかについては、少なくとも社内の退職規定は必ず守ること。私の場合は2ヵ月前でしたので、2ヵ月前に申し出ることがベストだとアドバイスを頂きました。
「誰に」言えばいいかについては、直属の上司へ申し出ることがベストな経路だとアドバイスを頂きました。もし直属の上司を飛ばして、更に上の上司へ申し出てしまうと、直属の上司の管理監督責任が問われるなど、無用なトラブルを引き起こしてしまうかもしれないからです。また同僚への報告は、もし誰かが口を滑らせてしまうと、こちらも無用なトラブルが起こる可能性があるため、退職が社内で公表された後に言うことが大切だとアドバイスを頂きました。
最後に「退職理由」ですが、例え会社への不平不満があったとしても、そればかりを並べるのは良くありません。どうしてもチャレンジしたいことがある、環境を変えてキャリアアップしたいなど、ポジティブな理由の方が相手を納得させやすいとアドバイスを頂きました。

円満に退職するためには、自分の権利だけを主張せず、周囲への配慮が不可欠だということを教えていただきました。コーディネーターさんからのアドバイスを守ることで、賞与を満額頂いたうえに、円満に退職することができました。
ユニヴさんには本当にお世話になりました。感謝です!

再就職手当を活用して賢く転職(兵庫県 33歳 女性)

私は大学時代に数百万円の奨学金を借りていました。
奨学金を借りるリスクは承知のうえでしたが、元々薬学部に通う予定ではなかったことから両親の想定以上に学費がかかってしまったため、あえて両親には全額負担してもらいませんでした。一部学費を自分で負担することで、少しでも両親の負担を軽くしたいという気持ちと、自分の甘えを捨てることで、卒業や国家試験への取り組み姿勢が変わると考えたことも理由の一つです。そうしてストイックに取り組んだ甲斐あってか、ストレートで卒業、国家試験の合格を掴み取ることができました。
本来ならば奨学金を20年程度かけて返済する計画でしたが、10年後に結婚したい相手がいるかもしれない、親孝行したくなってもお金がないかもしれない、そう考えると早く返済したい気持ちが強くなり、就職活動は給与に軸を置いて取り組みました。結果、地元を出て高収入を得られる調剤薬局を選択しました。

8年後、無事に奨学金を全額返済することができ、結婚と同時に地元へ転居を伴う転職をする決意をしました。ユニヴのコーディネーターさんへ相談すると、転居費用は準備できているかと聞かれ、ちゃんと考えられていなかったことに気づきました。引越し業者に払う費用や、引越し先の初期費用の見積りをとってみると、引越し費用に15万円ほど、賃貸契約の初期費用に30万円ほどかかる見積りとなりました。この合計45万円を考えると、予定外ではありますが転職するタイミングを考え直さないといけないかも……と焦りました。

そんなとき、コーディネーターさんから再就職手当を活用した転職方法をご提案いただきました。再就職手当とは、最寄りのハローワークへ失業申請することで支給される場合がある手当で、勤続年数によりますが支給額は数十万円にのぼります。この制度を活用し、転居費用に充てることにしました。この制度は細かいルールが多く、少しでも受給ルールを守れなければ受給できません。理解するのに時間がかかりましたが、コーディネーターさんが丁寧に教えてくださって大変助かりました。
教えていただいた再就職手当を受給するまでの流れとしては、まず退職した法人から発行してもらった離職票を持って、ハローワークへ行くところから始まります。ハローワークへ行ってからは、選考などの就職活動をしてはいけない待期期間があります。そのため再就職手当を早く、損せず受給するためには、速やかにハローワークへ行くことが重要ということでした。後日、ハローワークの説明会に参加することによって失業認定を受けることができます。自己都合で退職した場合7日間の待期期間があり、それを過ぎるとようやく転職活動ができます。ルールを守らなかった場合受給資格がなくなるので、転職活動をするスケジュールには注意が必要です。

その後、私の場合は45日以内に入社することによって再就職手当を受給することができました。ここで注意が必要なのは、待期期間終了後1ヵ月以内の入社の場合は、ユニヴさんのようなエージェントを利用するか、ハローワークで就業先を紹介してもらわないと受給できないということでした。つまりこの1ヵ月間は、自分で求人サイトなどを利用して面接に行くと受給資格がありません。これも事前に知っておかないと、危うく受給資格がなくなる可能性のある情報でした。

このような情報を面談時に聞いていたことによって、待期期間中に求人情報の確認や企業研究をしたうえで、段取りよく面接、入社することができました。結果的に30万円近くの再就職手当を受給でき、転居費用の負担をかなり減らしたうえで転職することができました!

上記のエピソードにもありましたが、退職後にハローワークへ行き申請することによって、手当を貰える可能性があります。下記のどれかに当てはまれば、数十万円になる可能性も十分ありますので、転職前に必ず確認しましょう!

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