薬剤師のための心と身体のスタイル提案マガジン ファーストネットマガジン

記事一覧

コーディネーター連載

「独立」だけじゃない! ポジションの見つけ方

ある程度の経験を積むと、自身でマネジメントできる環境を築きたい、と思う薬剤師さんも多いのではないでしょうか? そこで一番に思い浮かぶのは「独立」だと思いますが、独立にはリスクや多額の費用もかかってきますよね。
そんなご不安のある方には、「次期社長候補」「経営幹部候補」というポジションでの転職も視野に入れてみることをオススメします!
実際にそのポジションへ転職された2人の薬剤師さんの事例をご覧ください。

入職事例① 次期社長候補として(30代・男性)

「チャレンジしたい」気持ちをきっかけに

私は新卒で大手調剤薬局チェーンに勤めた後、地域で約30店舗を運営する中規模薬局に転職して5年ほど勤務していました。現職の働く環境や条件への不満、将来性への不安は全くありませんでしたが、50代・60代になった自分を想像したとき、居心地の良い環境で長く働き続けるのも一つの選択肢ではありましたが、「チャレンジしたい」という気持ちも心の隅っこにあることに気が付きました。その「チャレンジ」というものが自分の中でも方向性が定まっておらず、本当に漠然とした考えでした。

今後の方向性を考える中、自身で起業することはリスクもあり考えていませんでしたが、社長になるということには以前から憧れがありました。そのため、社長や経営幹部というワードが頭の中を過るようになりました。ただ、自分で転職先を探すも「独立」「独立支援」というお話ばかりで、自分が思い描いている環境とマッチする企業はありませんでした。

ネット検索を続ける中、ある日ユニヴさんの『ファーネット独立』というサイトに辿り着きました。何度か見たことのあるサイトではありましたし、「社長・経営幹部人材募集」という記事が目に入り、即日登録をしました。

面談カウンセリングで見えてきた方向性

登録後、担当コーディネーターさんからすぐに電話があり、2日後に会うことになりました。
エリアマネージャーは経験済みでしたが、社長に必要な経営のノウハウは皆無であることも含めて、これまでの経歴をしっかりとお伝えしました。そのうえで、自分自身の性格や将来に向けての考えなど深くまでヒヤリングしてくださり、自分が思い浮かべているビジョンをコーディネーターさんと一緒に整理していくことができました。中でも印象に残っているのが、事業承継にはさまざまなメリットがあるということです。

現在ある店舗を守りながら、店舗を増やす施策をスタッフと協力して創り上げていく。
社長が現役を引退したときに、次期社長として働ける環境がある。
自分が社長になったときに、より良い職場にするための準備期間として緊張感を持って仕事ができる。

コーディネーターさんとの面談で、今まで踏み出したこともなかった内容や事業承継の深いお話を聞くことができ、自分の目指したい場所や目指せる場所といったビジョンが見えてきました。
そして次期社長候補としてのポジションに就き、事業承継を経て社長になった私についてきてくれる仲間を増やしたいという思いが強くなりました。

転職をしようと思った決定打

面談の約2週間後、ユニヴさんからある薬局の求人票をいただくことができました。「60代後半の代表取締役が5店舗を経営している企業で、後継者不足・経営幹部不足から次期社長候補を募集している」という内容でした。

住んでいる関東ではなく関西エリアでしたが、貴重な求人情報なので一度話を聞いてみたいと思い、関西まで足を運びました。面接(顔合わせ)に行くと、過去の経歴がメインではなく、性格・プライベート(趣味)といった人柄の部分を社長はしっかりと見てくださりました。また、社長自身のこれまでの経歴も聞かせていただきました。人一倍努力をして社員、ドクター、卸会社との良好な関係を構築し、今も率先してコミュニケーションを図られていることを聞いて、素直に尊敬しました。10年後20年後に、社長のような誰からも信頼されるような人間になりたい、生き方そのものを一から学ばせていただきたいと思えた社長のお人柄から、この会社で働きたいと強く思いました。

転職についての満足度

面接の数日後、無事内定を頂くことができました。私の強い想いを評価してくださったと聞き、とても嬉しかったです。
今は、これまでの経歴や自分のプライドは持ち込まず、1年目の薬剤師として心機一転勤めています。これまで社長が築き上げた関係性を崩さないように下準備をしっかりと行い、誰よりも動いて、信頼を勝ち取れるように必死に頑張っていきます。
初期の年収は前職より下がりましたが、対価を頂きながら尊敬する社長から生き方を教わっていると思うと、長いスパンで考えてもとても有意義な転職ができたと思っています。
カウンセリングから面接同行まで、丁寧に対応してくださったコーディネーターさんには本当に感謝しています。

 

入職事例② 経営幹部候補として(40代・女性)

興味本位で登録

私はもともと転職という考えはなく、独立するという想いを強く持っていました。これまでに病院から調剤薬局へ転職し、エリアマネージャーなども務め、自分の中ではある程度の経験ができていると感じていましたし、独立した友人を見ていて憧れは昔からあったため、家族とも相談し本格的に独立に向けて動き始めました。独立セミナーを何件も受け、ある程度の知識を取り入れて個人的に市場の勉強もしました。

ある日ネットでユニヴさんの独立薬剤師向けサイトの社長・経営幹部人材募集というページにたどり着き、興味本位で登録をしました。登録後すぐにメールが入り独立支援も行っているとのことだったので、担当コーディネーターさんに会うことにしました。

面談カウンセリングでは、独立のメリット・デメリットと具体的なお話を聞きました。その他、過去に独立した方の例なども聞けて、とても有意義な時間を過ごすことができました。その中で、独立とは別のお話で経営幹部の説明も受けました。独立とは違う良さがあるなと感じ、その日のうちに家族に相談をしました。

独立についての不安

独立についての憧れは消えませんでしたが、少し躊躇する部分は多くなりました。一番の不安要素は、ある程度の業務やマネジメントには自信がありましたが、経営に関しては無知だったことです。

私自身、調剤業務・シフト管理・数字管理・マネジメント業務をそれぞれ単体でしか行ったことがありませんでした。しかし独立となるとすべてを1人で行わなければならず、完璧にできて当たり前という認識だったので、まだまだ自分に足りていない部分が多く見えてきました。また、今まではある程度店舗数の多い企業で勤務していたので、社長の働く姿や、店舗を守っていく姿を見たことがありませんでした。
そこで、一から多方面の業務を学んでいきたいと思い、独立ではなく転職も視野に入れることにしました。

経営幹部候補としての転職

早速コーディネーターさんに相談し、経営幹部候補求人のご紹介を頂きました。
社長の側で経営に関する仕事を学ばせていただけたり、エリアマネージャーに近い業務を兼任しながら会社の数字管理ができるといったところに魅力を感じ、早速面接の日程調整を依頼しました。

伺ったのは10店舗前後を運営する地域に根差した調剤薬局さんです。まずは店舗薬剤師としてこれまでの経験を活かして職務を全うし、患者様・スタッフ・社長から信頼を得ることが最初の目標となり、その後複数店舗への応援業務を経て、経営幹部として勤務するというステップアップ方式の求人でした。
これまでの経歴なども評価していただき、先方からは無事内定を頂きました。私自身も、今までとは違った角度で一からスキルを磨ける環境に魅力を感じ、こちらの企業で心機一転頑張ろうと思いました。

転職についての満足度

入職から1年近く経過しました。現在は応援業務をしながら、社長の行っている業務を間近で見せていただき徐々に経営のノウハウを教えていただいています。会社の経営に関わることだけではなく、社内外の人間関係を構築するスキルもそばで拝見し、大変勉強になっています。

独立から転職へ大きな方向転換をしましたが、現職へ転職して本当に良かったです。これから更に会社の皆さんや関わる社外の方にも信頼を得られるように業務に邁進します。

 

転職をすることにネガティブなイメージを持たれている方が多数いらっしゃると思います。
しかし、一日の3分の1の時間を過ごす仕事環境に対して、もう少しわがままを言ってもいいのではないでしょうか? 納得のいく職場を求めて良いのではないでしょうか?
まずは今少し不安に思っている、気になっていることを、私たちに話してみませんか?

就職先選びに悩んでいる方、探し方が分からない方、ご相談下さい!
面接・ご入社まで丁寧にサポートします!!

フリーダイヤル:0120-948-240
https://career.pha-net.jp/consultation/event_private/