このままじゃいけない! “在宅医療”へのチャレンジ
どの現場でも少なからず関わることがあると思いますが、今後生き残る薬剤師となるためには改めて注目したい分野ですよね。
今回は、在宅医療経験がないことに不安を感じられ、実際にユニヴにご相談いただいた神奈川県在住・30代女性の薬剤師様の事例をご紹介します。
今後のキャリア形成にぜひ参考にしてください!
外来調剤6年⽬。本当にこのままでいいの?
実習先の薬局に新卒⼊社をして、気付けば6年⽬。
⽇々患者様と向き合いながら楽しく働いていましたが、前職では地域⽀援体制加算や在宅医療への取り組みを⼀切⾏っておらず、外来調剤がメイン業務でした。
診療報酬改定があっても全く対策する気配はなく、5年後、10年後に会社が存続しているのかが不安で、「本当にこのままでいいのかな」と友⼈に相談をしたところ、ユニヴの転職サポートを紹介してもらいました。
カウンセリングの申し込み
無料でカウンセリングをしてくれるということだったので、まずは現時点の漠然とした不安を相談してみることにしました。
登録すると早速コーディネーターさんから連絡があり、最寄り駅付近のカフェで⾯談をすることになりました。持ち物はボールペンとメモのみ。服装も私服で良いとのことだったので、気楽な気持ちで当⽇を迎えることができました。
実際に担当してくれたコーディネーターさんはとても気さくな⼥性でした。年齢も近く友達とおしゃべりしているような感覚で⾯談を進めていただけたので、抱えている悩みをすべて打ち明けることができました。
それだけでなく、これからの業界の変化に対応するために必要なアクションやキャリアビジョンについても⼀緒に考えていただけました。わずか90分程度でしたが、1年以上モヤモヤと考えていたことが気持ち良くクリアになっていくのが分かりました。
カウンセリングで調剤薬局の現状を知る
“ 今、そして将来に向かって調剤薬局の薬剤師に求められることは何なのか”
コーディネーターさんとのカウンセリングはこれを考えることから始まりました。
調剤薬局での薬剤師業務は医療であり、サービス業でもあります。つまり、専⾨的な知識と患者様を惹きつけるコミュニケーション⼒を持ち合わせた” 顧客から選ばれる薬剤師”が、これからの時代必要とされるとのこと。更にその顧客とは患者様だけに限らず、⾨前のドクターや施設のケアマネージャーなど、薬局を取り巻く医療従事者も含まれるというお話でした。
なんとなくイメージはしていたものの、年間何百という数の法⼈と話をしているコーディネーターさんから具体的な事例をもとにお話を聞くと、とても説得⼒があり、⾃分の将来をちゃんと考えないといけないという気持ちになりました。
キャリアビジョンの⽅向性を決定
今回のカウンセリングで私が絶対に外してはいけないと感じたことは、在宅医療への積極的な取り組みでした。
勤めていた薬局は在宅医療の取り組みを1 件もしておらず、とにかくスピード重視で1⼈1⽇50枚近くの処⽅せんを捌く毎⽇。患者様と取れるコミュニケーションにも限度がありました。そのまま働いていたら、ただただ時間だけが過ぎてどんどん時代の流れに取り残されてしまうと感じました。
在宅医療のノウハウがしっかりとある薬局、そして患者様と真剣に向き合える薬局、この2つを軸に転職先を探してもらうことにしました。
紹介を受けたのは、神奈川県を中⼼に10数店舗展開し、在宅医療にも⼒を⼊れている調剤薬局。医療関係者との連携が⾮常にうまくいっていて、その信頼関係の中から患者様(個⼈在宅や施設在宅)が⾃然と増えているという環境にとても魅⼒を感じました。
また、在宅医療だけに留まらずさまざまな形態の薬局を持っているため、外来調剤にも幅広く携われることや数年後のキャリアプランとして管理薬剤師も⽬指せるところも選考を受ける⼤きなポイントとなりました。
内定率を上げる⾯接対策
希望にもかなり合致していたので迷わず⾯接をお願いすることにしましたが、ここでも友⼈から聞いていた通りユニヴの転職サポートは⼿厚く、⾯接対策まで⾏ってくれました。
⾯接5⽇前にオンラインで、履歴書、職務経歴書の書き⽅から⾯接官から聞かれるであろうこと、マナーなど事細かにアドバイスいただいたおかげで完璧な準備をして⾯接に挑むことができました。
コーディネーターさんから会社の魅⼒もしっかりと伺っていたので、履歴書の志望動機もとても書きやすかったです。また、私は⾃分の⻑所を表現することが苦⼿ということもあり、カウンセリングのときに気付かせてくださった⻑所を記載することでスムーズに書類を準備することができました。
② コーディネーターによる履歴書、職務経歴書の添削サービス付き
③ オンライン環境で⾯接対策が受けられる(書類の渡し⽅から質問の受け答えまで分からないことはすべて解決できます)
面接で社長の想いを知る
いよいよ面接当日。私は面接が大の苦手でしたが、当日はコーディネーターさんも同行してくれたので安心して面接を受けることができました。コーディネーターさんと薬局の社長は長いお付き合いのようで、とても和やかな雰囲気の中面接を受けることができました。
所要時間は、私への志望動機などの質問時間が20分、社長からの会社説明が40分、店舗見学が30分程度の合計約1時間半でした。
面接を通じて私がこの会社への転職を決めた一番の理由は、従業員や関係する医療従事者を大切に思う社長の人柄でした。やみくもにすべての依頼を受けても、従業員が疲弊してしまうだけ。無理なく対応できる施設や個人宅しか対応しないというポリシーの中、それでも次々と紹介の話が舞い込んでくるのは、社長をはじめ従業員の方々が仕事と真剣に向き合い、患者様への対応を通じて高い満足度を医療従事者へ与えているからだと強く感じました。
また、社長の「患者様の痛みが分かる薬剤師になりなさい」という言葉にとても感銘を受けました。
今までは患者様に理解してもらえるように服薬指導をしていましたが、私がまず患者様の痛みを理解しようとしなければ、患者様の心を掴む服薬指導はできないということに気づかせてもらいました。
外来調剤を5年間やってきて一通りのことはできるようになったと思っていましたが、この面接を通じて顧客から選ばれる薬剤師になるにはまだまだ道半ばであると感じたことも、自分にとってはとても大きな収穫だったと思います。
不安が期待へと変わった転職活動の実現
転職5ヶ月目の現在
ようやく転職先の環境にも慣れ、今では在宅患者様のお宅を先輩社員と一緒に回っています。いろいろな患者様やそのご家族様と接することができ、感謝をされることも多く、薬剤師としての仕事にやりがいを感じている日々を送っています。医療の現場なので突発的な対応は避けられませんが、それも含めて薬剤師として真剣に
患者様と向き合えている自分にとても満足しています。
薬剤師の仕事が機械や事務職員に取って代わられる時代。その中でも、在宅医療は
薬剤師がやらなければいけない仕事であり、社会から求められているとても尊いものだと感じています。
独り立ちまではもう少し時間がかかりそうですが、プロ意識をしっかりと持って、これから多くの患者様の心の支えになれるような、そしてドクターやケアマネー
ジャーから信頼を得ることで新たな患者様もご紹介いただけるような、この先ずっと社会から必要とされる薬剤師になりたいと思います!
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