薬剤師転職の現状とお会いすることの意義
薬剤師の転職状況についてですが、2006年に薬学部が4年制から6年制へ移行したことで、薬剤師が世に出ない空白の2年間がありました。6年制の学生は実習経験を積んで卒業するので、調剤未経験の薬剤師を中心に6年制が卒業する前に、と転職される方が多くいらっしゃいました。そして、その反動もあるのか6年制が初めて卒業してから昨年ぐらいまでは若干落ち着いていた印象です。しかし、ここ最近転職する方が増えてきています。やはり診療報酬の改訂があり、調剤薬局もこれからより競争が激しくなると思いますし、薬剤師に求められるスキルや技能も国の方針で少しずつ変わってきていると思います。それに伴って転職を考える人も増えてきているのではないでしょうか。
10年前に比べると、紹介会社というものに対して認知度は上がってきていると感じます。しかし、どのようなことをしてくれる会社なのか、登録したらどのように進んでいくのか等、分かり辛い部分や「転職はしようと思うんだけど登録していいのかな」という不安がまだまだあるように思います。そういった中で、ユニヴの場合はお会いさせて頂き、求職者さんの不安を直接お伺いし、取り除けるということは非常に意義のあることだと思っています。
最近の求職者さんの傾向としては、まず育児が一段落したり、育児休暇が明けて仕事復帰を考える20代・30代の女性薬剤師さんが増えています。しかし、復帰したい気持ちが強い一方、お仕事から離れていた期間が長かったり、子育てとの両立の面で復帰が可能なのか悩んでいる方も多いのが現状です。そこで実際にお会いさせて頂き、過去に自分がコーディネートさせて頂いたママさん薬剤師の紹介事例や、その方々がどのように子育てと両立されているかなどのお話をさせて頂くと物凄く安心されて、一歩を踏み出されます。当然のことながら、ご家庭ごとに取り巻く環境が異なり、それによってご希望事項や考慮しなければならない点も異なってきます。その点を面談時にきっちりとヒアリングして、医療機関との面接時にも確認・相談しておくことで入社後もスムーズで長くご勤務頂けることに繋がっています。
あとはやはり在宅。未経験者の方がこれからは在宅で医療チームの一員として薬剤師のキャリアを積んでいきたいというご希望を頂くことも増えてきています。しかし、一言で在宅といっても施設に入居されている患者様からご自宅で終末期を迎える患者様の対応まで幅の広い分野です。そこで実際にお会いさせて頂き、業務内容や難易度等をお伝えしながら、ご本人様のイメージ・ご希望と照らし合わせていくことで入社後のミスマッチを減らすことに繋がっています。
また当社では最近、ご友人からの紹介等、横のつながりでご登録頂くケースも増えています。
お知り合いでお仕事のことで悩んでいる方がいたら、ユニヴの中西に1回連絡してみたらどうかと、気軽に言ってもらえるような身近な存在に私もなりたいと考えております。ユニヴを安心して活用してもらい、求職者さんによりよい転職先で活躍してもらえるようになればと思います。
