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UNIV
飯田さんのご経歴をお聞かせください。
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飯田
大学を卒業してから病院に7ヵ月ほど勤めた後、製薬会社で16年間勤めました。その間に営業やマーケティング、学術的なことなど、全国色々なところで仕事をさせて頂きました。特にマーケティングの考え方が今まで自分の中にはなかったので、とても良い勉強をさせてもらいました。島根に来てから2年半が経ちますが、是非ともマーケティングを活かした経営をやっていきたいですね。
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UNIV
製薬会社で働いていた飯田さんが田舎(島根)で薬局経営に至った経緯をお聞かせください。
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飯田
将来、子どもは3.4人欲しいなと思っていたのですが、1人目が生まれた後の転勤がもう精一杯でしたので、どこかに腰を据えて仕事がしたいと考えました。ストレスを抱えて仕事をするよりは何か違うことをやった方が良いな…という時に、薬剤師免許が出てきたんです。(笑)そういえば、持っていたなと。せっかくなら今までの経験を活かして経営もしたいと思い、薬局を探しました。縁もゆかりもないところでは難しいとおもい妻の実家がある島根に目を向けると、YOIKOホールディングスの山縣屋がありました。ユニヴさんを通してご紹介を頂き、後はトントン拍子ですね。山縣屋で色々な研修・経験をさせて頂き、約半年で独立に至りました。
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UNIV
不安はありませんでしたか?
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飯田
一番の不安は経営が成り立つのかということでした。その不安を解消してくれたのがYOIKOホールディングスのフランチャイズ制度です。YOIKOホールディングスでは新規出店を積極的にサポートしており、出店時にはその地域における人口や医院などの状況から処方箋枚数のシミュレーションを行った上で、最適な案件を提案してくれます。納得した上で経営できる面は、心強いですし、安心できる部分です。また自分の会社を作るには出資金は必要ですが、店舗はYOIKOホールディングスから借りて家賃を払うため借金はしていません。またYIOKOグループへ属することで他会社との情報交換、勉強会及び人材交流ができるため孤立することもありません。いろんな面でリスクは少ないと思います。実際に自分が休みたいときは、事前に要請をして他の薬剤師に入ってもらうこともあります。
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UNIV
前職と比べて最も変わったことは何ですか?
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飯田
ストレスはかなり減りました。前職の場合は社内外の人間関係や、不規則な生活からくるストレスで心身共にボロボロでしたが、こちらに来てから心も体も元気になり、何事にも積極的に取り組むことができます。
家族と過ごす時間も確実に増えました。そのためか子ども達の私への接し方も全然違うんですよ。以前はほとんど私の所に寄ってこなかったのが、今は帰宅時家の玄関を開けた瞬間にいの一番に駆け寄ってきます。「子ども達と接する時間が多くなれば、これだけ違うんだな」と肌で感じましたね。子どもにとっても自分にとっても、そして何より妻にとって今回の転職はとても良い結果になりました。 -
UNIV
田舎で働く魅力は何ですか?
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飯田
都会の薬局で働いたことが無いので比較は出来ませんが、この薬局には地元の患者様が多く来られます。今で言う「かかりつけ薬局」としてご利用いただいています。そのため服薬指導中に薬の話はもちろんですが、たわいもない話で30分以上経っていたりすることもあります。また常連の患者様の集まる憩いの場になっていたりもします。アットホームな雰囲気の中で仕事ができ、またゆったりとした時間の流れの中で働くことが魅力ですね。
また不特定多数の患者様ではないため、住んでいるところや家族関係などもある程度知ることができ、良い意味でプライバシーはないかもしれません。患者様の多くが田んぼや畑をされていることもあり、たまに野菜などの差し入れがあります。ここで獲れる農作物は無農薬有機栽培なので、安心・安全且つ新鮮な野菜を食べることができます。これも田舎ならではの魅力だと思います。 -
UNIV
こちらに来て良かったと実感されながらお仕事されているんですね。
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飯田
「自由に何でも自分で出来る」というのが良いですよね。前職のような大きな組織という安心感ではなく、自分で自分を安心させる方が自分の性分には合っていると思います。ただ先程も言いましたが、YOIKOグループの一員として仕事が出来ている部分で安心感が大きいと思います。単独でやっていたら不安なことが多く精神面できつかったのではと思います。
自分でゼロから開局の準備をするのは相当大変だと思うんですよ。その部分を任せることにメリット・デメリットはありますが、色々なことをトータルで考えるとメリットの方が大きいと思います。ですので、そういった仕組みがあるということを知って欲しいですね。それなりの収入にもなりますし、雇われ薬剤師として働いているより楽しいと思います。 -
UNIV
休日はどのように過ごされていますか?
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飯田
野菜作りが面白いですね。季節によって色々ありますがキュウリ、トマト、ジャガイモ、白菜、里芋、枝豆、薩摩芋、ほうれん草、ピーマン、しし唐、かぼちゃ、ごぼう、人参ですね。形は悪いですし、大きなものではないですが、一年中楽しめます。ただし日々の手入れが必要なので、仕事帰りに畑に寄って、野菜たちの成長を見守っています。特に夏の時期は食べ頃となれば、その場で収穫し、夕食の食卓に並びます。
ここでの生活は自然と隣り合わせなので、休みの日は都会に行き買い物をすることで、刺激を受けることもあります。都会の人とは逆の生活パターンかもしれませんね。ほとんどの休日は一日中子ども達と一緒に過ごしています。 -
UNIV
子育ての面ではいかがでしょうか?
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飯田
子どもが通っている保育園が面白く、園舎が牧場の中にある山小屋なんです。しかも山小屋にずっといるのではなく、1日中、山を探索したりしています。子どもたちが大自然の中でいろいろなことを学びながら遊ぶのはとても良いですよね。夏には川遊びや山小屋での宿泊体験、冬は雪が積もれば牧場の斜面でソリ滑り、雪だるま作りなど、自然を体験しています。最近では草花、虫や動物に詳しくなり、これは食べられるとか、蛇には近寄るななど、私に教えてくれます。
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UNIV
お子さんも楽しく生活しているんですね。最後に、飯田さんの今後のビジョンをお聞かせください。
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飯田
今後のビジョンとしては、私と同じような考え方を持った人が同じような環境で一緒に仕事をしてくれるのが好ましいなと思っています。そのために、「田舎の薬局で一日職場体験」などの企画を考えています。話を聞いただけではイメージしにくいですが、実際に田舎の薬局で一日体験していただくことで良い悪いが見えてくると思います。人生は一度きりしかないので、環境の変化に対応しながら、積極的にチャレンジを続けたいと思います。
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UNIV
次はご興味がある方へアドバイスをしていく側ですね。お忙しい中、ありがとうございました。
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飯田
ありがとうございました。