転職あれこれランキング:転職を考えたきっかけ
- 第1位:キャリアアップ
- 第2位:転居
- 第3位:勤務環境への不満
(当社調べ)
第3位は勤務環境への不満でした。その中でも一番多かったのは人間関係についてのお悩み。上司・先輩や経営者から心無い言葉や態度を取られる、事務員との仲が深められないなど、様々な声がありました。逆に人間関係が良ければ、ある程度ハードな環境であっても仕事を続けたいと思う方は多いようです。人間関係の他にも、応援勤務ばかりで落ち着いて勤務ができない、杜撰な業務フロー・雇用体制や今後の会社存続への不安から、退職を検討される方も多くいました。
第2位は転居。一番多いのは、結婚をきっかけに、もしくはご主人の転勤に合わせて転居をする方でした。その他、家族の看病・介護、子どもの進学、将来を見据えて実家近くに戻るなど、様々な理由がありました。転居先に現職と同系列の勤務先があって退職をしなくても良い場合でも、転居を機会に転職を考えられる方は多いようです。
そして第1位は、キャリアアップでした! 職種を変更したい、在宅・OTCの経験を積みたい、興味のある漢方や栄養指導に携われる環境に身を置きたい、病棟業務にもっと注力したい、薬剤師業務から離れて人事の仕事に携わりたい、将来独立がしたいなど…。現職で満たされないお仕事への刺激ややりがいを、環境を変えて実現させたい方は多いようです。中でも20~30代の方が、キャリアアップを理由に転職をされることが多いです。今自分がしたいこと、また将来のために経験を積んでおきたいこと、少し立ち止まって今自身の置かれている環境を見直すことも大切かもしれませんね。
キャリアアップ転職事例:☆服薬指導重視・興味分野を活かせる勤務環境へ転職したい!☆
調剤業務重視の大手調剤薬局に勤務
私は、大学時代から地域密着薬局で働くことを希望していました。しかし、現役時代は国家試験に落ちてしまい、浪人後には急いで就職活動をしたせいで、自分が求めている仕事環境にこだわらず、大型の調剤チェーンへ就職を決めてしまいました。
入社後は総合病院前の大型店舗に配属されました。処方せん枚数は多い日で1日400枚程扱うこともあり、患者様に丁寧に服薬指導をすることはできず、調剤をして渡すだけの流れ作業となっていました。
1年勤務を続けてきましたが、今の仕事内容に納得ができなかったことと、「地域の患者様と関係を築きながら健康をサポートできる薬剤師になりたい」という想いが強くなり、転職を決意しました。
地域密着型の調剤薬局へ転職活動
転職では「服薬指導が落ち着いてできる環境」「以前から興味のあるハーブや漢方に携われる環境」という2点を重視したいと思いました。
いくつか求人を見た中で、個人経営をしている地域密着薬局さんの選考を受けました。こちらの薬局では、薬剤師が患者様に向けて講習を行ったり、地域のお祭りを手伝ったりと、地域の方々と関係性を築いている部分にとても興味が湧きました。また、在籍している薬剤師の皆さんが、栄養学や漢方など自分の得意分野の知識を服薬指導にも活かして、健康サポートをされている姿も印象的でした。
実際に転職をしてみて、会社の方針が「服薬指導を重点的に行うこと」なので、勉強会や研修も服薬指導に関することが多く、色々な薬剤師さんから意見を取り入れながら良い経験ができています。また、興味のあったハーブについても患者様向けの勉強会を企画することができ、とてもモチベーションが上がりますね。環境を変えることで、自分の職能を広げることができたと思っています。
転職あれこれランキング:☆転職前後の給与アップ額☆(同業種内の転職)
- 第1位:同程度
- 第2位:10~20万円
- 第3位:50~60万円
(当社調べ)
こちらの結果、皆さんはどのように受け止められるでしょうか…?
同業種内の転職であれば、今までのご経験を活かして大幅なお給与アップを期待される方が多いかもしれません。しかしこれまでのお給与には、その職場で経験を積み重ねた結果として評価される昇給や手当等も含まれますので、新しい職場で一からスタートする場合、必ずしも給与アップが見込めるとは限りません。もちろん経験年数が長くても、限られた科目や業務の経験しかなければ、即戦力として勤務できない分、採用側の評価も下がってしまいます。
給与アップを重視して転職活動を行うのであれば、どのような会社の給与水準が高いか、自分はどのような会社であれば活躍できるかなど、転職エージェントに相談をしてしっかりと情報を集めることが大切です。
そして、給与以外の条件も手を抜かずに確認しましょう。入社時に大幅な給与アップが叶わなくても、昇給率や手当、安定して長く働ける環境かどうかを見極めれば、生涯賃金として給与アップは目指せると思います。
厳しい薬剤師業界の中で今後給与アップを目指されるなら、今できる限りのスキルを身につけて、必要とされる薬剤師になることが一番大切です。仕事におけるご自身のアピールポイントを1つでも増やせば、おのずと評価は付いてくるでしょう。
転職あれこれランキング:☆転職活動期間☆
- 第1位:1ヵ月
- 第2位:2ヵ月・3ヵ月
- 第3位:4ヵ月
(当社調べ)
グラフから、転職を考え始めてから(転職サイトへの登録)実際に入職するまでの期間は、1~3ヶ月の方が最も多いことが分かりました。
そんなに短いスパンで転職活動ができるの?と不安に思われる方もいるかもしれませんが、早ければ1ヶ月でも転職をすることは可能です。もちろん、転職活動に割ける時間が少なかったり、希望する条件が多かったりすると転職活動が難航しますので、少し余裕を見ることは必要です。
ただ10ヵ月後…1年後…と転職時期があまりにも遠いと、採用担当者もその頃の募集状況が予測できませんので、求人数が少なくなってしまいます。長くても半年後、できるだけ短いスパンでの転職時期を目途に求人を探し始めると、より求人の選択肢は増えるでしょう。
ポイント!!:転職理由、希望条件を明確化しよう!
転職活動では、次にどんな職場に移りたいかをしっかりとイメージすることが大事です。休みが多くなればいいな…、給与も上がればいいな…、研修制度も整っている方がいいな…、と希望を出せばたくさんの項目が挙がってくると思いますが、全てを叶える職場はなかなか見つかりません。
人それぞれ、仕事環境に求める内容は異なります。「お給与が少し下がったとしても休日制度の手厚い会社に入りたい」、「職種はこだわらないからとにかく通勤時間を減らしたい」など…。自分はなぜ転職をしようと思ったのかを明確にし、転職において何を1番優先したいか、ベスト3まで順位をつけてみましょう。そうすることで、現実的に自分にとって最適な環境を見つけやすくなるはずです。
職場への不安や不満がありお仕事環境について相談したい方は、ファーネットキャリアへお気軽にご相談下さい!
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