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20代薬剤師のための転職のイロハ!

晴れて薬剤師となってから、数ヶ月・数年……。入社時はここだ、と思った職場も勤務を始めてみると、人間関係・給与・休日・キャリアアップなどなど……入社前のイメージとギャップを感じる場面もありますよね。
もちろん薬業界全体が厳しい中、むやみに転職をすることはオススメできませんし、今の職場で改善策はないか、相談できないかと試みる必要はあります。ただ1年以内に退職してはだめ、3年は続けないと……などプレッシャーを感じる必要もありません。改善できない問題がある時は、我慢をするよりも新たな環境でキャリアを積んでいくほうが良い場合もあります。
今回は、お仕事環境に悩みユニヴにご相談いただいた、20代薬剤師様の転職体験談をご紹介します!

ケース1:ストレスフルな職場環境から脱出成功!

26歳女性の場合

  • ●出勤がストレスになる職場環境
    わたしは国家試験後に急いで就職活動を行い、店舗見学もすることなく名前を知っていた大手チェーン薬局に入社を決めました。
    入社前に指導が手厚いと聞いていたので、先輩薬剤師にゆっくり指導してもらいながら勤務をスタートできると思っていましたが、実際に店舗へ配属されるとイメージしていた環境とは大きく違っていました。総合病院門前で1日400枚の処方せんを受けるような環境で、まわりのスタッフは慌ただしく、少し業務で困ったことが起きても話しかけにくい状況でした。
    そして、あまりの忙しさからピリピリした空気が絶えず、スタッフ間の仲は非常に悪かったです。新人のわたしがミスをしたとき、患者さんがいるのにも関わらず大きな声で怒鳴られたり、話しかけても無視されたりすることもありました。そんな状況から、この環境で働き続けるのは難しいと感じ始めました。
    同じような環境に就職してしまったらどうしようという不安で、転職という言葉が頭に浮かんでからもなかなか転職活動を始めることができませんでしたが、日に日に出勤が億劫になり、今の環境から早く離れたいという気持ちが大きくなったので、ついに退職を決意しました。

  • ●不安を抱えながら転職コーディネーターへ相談
    職場の雰囲気(人間関係)が良いところという漠然とした希望を持って、まずは転職コーディネーターさんに相談に行きました。わたしの話をじっくりと聞いてくださった後、いくつかアドバイスを頂きました。
    「大手チェーンだと若い薬剤師さんが多く、また同じような状況にもなりかねないので、地域に根付いた中規模薬局でベテランの薬剤師さんがいる環境を重点的に調べていきましょう。また薬剤師さんにかかる負担が小さいと、忙しい環境下での人間関係トラブルも少しは軽減できると思うので、比較的落ち着いたクリニック門前店、業務軽減に必要な調剤機器を導入している店舗、もポイントとして見ていったほうが良いですね。」
    このようなアドバイスを頂いたあと、早速いくつかの求人を紹介してもらいました。
    その中から、地域に10店舗程の調剤薬局を展開している法人さんの選考を受けました。こちらの薬局はベテランと若手がバランス良く各店に配置されており、雰囲気の良い薬局と伺っていました。またバーコード監査システムなども完備されている薬局でした。
    見学時には薬局にいる方全員とお話をすることができてとても安心しました。また前の職場と違って慌ただしい感じもなく、落ち着いた環境で働けそうとも思いました。
    その後、こちらの薬局へ入社を決意しました。とてもアットホームで入社前のイメージそのままでした。この環境でならば長く働けそうで、安心して出勤できています。今思えば、入社を決める前にじっくりと店舗見学をできたのが、後悔のない転職先選びに繋がったのだと思います。

ケース2:やりがいを求めて職種変更を決意!

29歳男性の場合

  • ●希望とは異なる部署への配属
    私は浪人期間を経て薬科大学に入学しました。卒業後は今まで支えてもらった両親へ恩返しをするために地元へ戻り、実家から通うことができる総合病院に就職しました。
    この病院の薬剤部は「調剤」「製剤」「病棟」業務を行う部署に分かれており、新入社員は研修後に希望を取って本配属という流れでした。私は「患者さんと直接関わりたい」という想いから、「調剤業務」か「病棟業務」への配属を希望しましたが、それは叶わず一番志望度の低い「製剤業務」を担当することになってしまいました。
    配属後は混注業務だけで1日が終わることも多く、来る日も来る日も注射剤を作り続けるだけの毎日に嫌気がさすようになっていきました。それでも入社してすぐ退職することには抵抗を感じたため、まずは1年勤務を続けました。
    その後上司に「部署異動ができないか」と相談しても明確な回答は得られないまま、さらに1年が経過していきました。注射剤の準備以外も任されるようになっていたものの、患者さんと直接関わる機会はほとんど無いまま……。結局、仕事を続けることへの不安が限界に達し、退職を決意しました。

  • ●転職活動スタート
    患者さんと直接関わる仕事がしたいという想いから、職種は調剤薬局を考えました。その上で、実家から通勤が可能な立地であること、調剤未経験だったので未経験者向けの研修体制が整っていること、この2つに重点をおいて転職活動を始めたところ、2つの求人が見つかり選考を受けることにしました。

    1. ①未経験者専用のカリキュラムがある全国規模の薬局
    2. ②人事異動の自己申告制度がある中規模薬局

    どちらの薬局もいい雰囲気で悩みましたが、調剤薬局勤務は初めてで入社した後でないとわからない部分も多いと思ったので、何かあったときに人事異動の希望が出せる②の薬局はとても魅力的に感じました。実際に面接時に店舗で話した薬剤師さんにも異動した方が複数名いらっしゃったので、制度があるだけではなくきちんと利用されていることもわかりました。
    薬局へ転職してから1ヶ月が経ちました。まだ研修中ですが勤務予定の店舗からトレーナーとして来た先輩薬剤師さんがついてくれています。これなら店舗に入ってからもすんなりと現場に馴染むことができそうで安心しています。他職種への転職で不安はありましたが、自分にとって長く安心して働ける環境はどこか、しっかりと見極められて良かったと思っています。

ケース3:プライベートとやりがいの両立を求めて転職!

27歳女性の場合

  • ●ブラック病院から転職を決意
    私は大学卒業後、地元で住民からの評判が高い総合病院に就職しました。1年目は外来、2年目以降は病棟で勤務し、多岐に渡る経験を積みました。
    仕事にやりがいを感じていましたが、勤務していた病院はいわゆるブラック病院。残業時間はどんどん増え、その大半がサービス残業。人員不足も重なり、代休や有給休暇はほとんど取ることができませんでした。
    この病院に勤務して結婚をする薬剤師さんは戻ってくることはなく、「結婚・出産=退職」という道しか残されていません。わたしも婚約をしたことから、今後の出産・育児のことを考えると、この病院で働き続けることは難しいと考えて退職を決意しました。

  • ●結婚後も働き続けられる職場へ
    結婚をするにあたって、自宅からの距離が近く当直も無い調剤薬局への転職を考えました。
    その上で、現職で改善したいと思っていた3つの条件も合わせて転職コーディネーターさんに相談することにしました。

    1. ①複数科目を学べ、ベテラン薬剤師さんが多い環境
    2. ②残業が月に20時間以内で、残業時間分の手当の支給があること
    3. ③代休や有給休暇の取得がしやすいこと

    前職の病院は人の入れ替わりが激しかったため、比較的若い薬剤師さんばかりでベテランの薬剤師さんが少なく、聞きたいことがすぐに聞けない状況でした。
    また長時間の残業、さらにサービス残業が多いこと、代休や有給休暇の取得がほとんどできなかったことは、今後働く上で改善したいポイントでした。

  • ●薬局の店舗見学と面接へ
    求人をいくつか見た中で2つの薬局へ見学と面接に行くことになりました。

    1. ①特定エリアを中心に展開している大手調剤薬局チェーン
    2. ②自宅エリアを中心に展開している準大手調剤薬局チェーン

    どちらの薬局も働き方や条件面で大差はなかったのですが、②の店舗には実際に産休から復帰した薬剤師さんが3人在籍していました。自宅からの距離も車で10分と近く、私生活の変化があっても勤務を続けやすい環境だと思いました。
    また、県内有数の総合病院門前の店舗を運営していたため患者数が多く、在籍している薬剤師さんも新人薬剤師からベテラン薬剤師まで多数在籍していたので、まだまだ自分自身を成長させられる環境だと思い、②の薬局さんへ入社することに決めました。
    将来長く勤務するためには条件ももちろん大切ですが、仕事のやりがいも軽んじられない重要なポイントだと思っていたので、自分にとってバランスの良い環境が見つかって良かったと思います。

20代で転職を成功させるための3つのポイント

  • ① 退職したい理由を明確化するべし!

    仕事をしていて、嫌だな、大変だなと思うことはたくさんあると思います。一呼吸置いてそれらを一度整理してみましょう。1番優先して解決したいことは何ですか? ご自身の努力では打開できない、今の職場では解決できないことでしょうか? 突き詰めていくと転職先に求める条件が3つ以内に絞られてくると思います。それがあなたにとっての本当の転職理由です。転職先を探す際は、ぜひ真の転職理由に軸を置いて、職場探しをしてみてください。軸がぶれず、ご自身が求めていた環境を見つけやすくなるはずです。

  • ② 自身の市場価値を知るべし!

    さて、転職理由(希望条件)が明確化できたところで、その希望条件は今のあなたの市場価値に見合うものでしょうか? 極端な例を挙げると、職歴1年で年収600万円を希望しても、求人はなかなか見つからないですよね。ご自身の能力に見合った給与額・条件をしっかりと把握し、提示することが大切です。そのためには、今の職場でアピールポイントとなる実績を最大限作っておくことも重要です。資格を取ったり、業務経験の幅を広げたりすることはもちろん、自分からアクションを起こしたこと、患者さんや同僚から評価を受けたことなど、ご自身のアピールポイントを今一度整理して、転職活動の準備をしておきましょう。

  • ③ 退職理由を軸に面接対策をするべし!

    興味のある職場が見つかったら、次のステップは内定を勝ち取ること! 面接を受ければ内定がもらえる、そんな時代はすでに終わっていて、内定を勝ち取るための面接対策は今や必須なのです。①でお伝えした退職理由を思い返してみましょう。退職理由を改善して転職をする、そうすることで今後仕事をどんな風に行っていきたいか、どんなスキルを身につけてどんな薬剤師になりたいか、退職理由を軸に話の展開を考えてみてください。そうすると面接でどのような質問をされても、筋の通った話しができるはずです。

職場への不安や不満がありお仕事環境について相談したい方は、ファーネットキャリアへお気軽にご相談下さい!

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