「もっと早く知りたかった」――この言葉は、女性特有の健康課題について講演させていただいたときに、男女問わず多くの方からお聞きする言葉です。
女性の活躍がますます期待される中、女性の健康に関する情報は以前と比べ増えてきましたが、それでもまだ正しい知識を学ぶ機会はあまり多くありません。
社会の半数を占める女性の多くは、月経が始まってから閉経までの間はパフォーマンスに大きく影響する「月経トラブル」に振り回されたり、キャリア形成時期には「キャリアと妊娠・出産」というライフイベントの選択を迫られ悩んだり、さらに更年期には「更年期障害」という今までなかった不調に苦しむなど、ライフステージごとに女性特有の健康課題を抱えています。
このような女性特有の健康課題は、自分の力がうまく発揮できない、自分のキャリアをどのように積んでいったらよいか分からない、仕事が続けられなくなったなど、女性にとっても社会にとっても大きな課題となっています。
昨年、「女性の健康検定」*合格者を対象に、withコロナと言われる新環境下での女性の働き方と健康問題について調べたところ、女性の健康に関する知識は、“冷静に対応できた”、“適切に対応できた”、“他人への相談やアドバイスに役立った”など、コロナ禍においても健康管理の参考になっていることが伺えました。
これからキャリアを築いていく若手薬剤師の方、コロナ禍で心身の不調を感じられている方、間もなく更年期を迎える方、婦人科について学びを深めたい方、職場に女性が多く良好な関係を築きたい管理職の方……いろんな方のご参加を歓迎します。
- *女性の健康検定:一般社団法人女性の健康とメノポーズ協会が運営する検定。女性の健康とより良い働きい方について知識を習得・理解された方を認定するもの。
2021年度の検定のご案内は2021年4月頃、協会のHPに掲載予定。
セミナー内容
対象 | 薬剤師 薬学生 *男性のご参加も歓迎します。 |
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定員 | なし *応募締切:2021/4/16(金)12:00 |
参加費 | 無料 |
講師 |
松原 爽(一般社団法人女性の健康とメノポーズ協会 ・一般社団法人 日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア専門薬剤師) |
開催日程・場所 |
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主催 | 株式会社ユニヴ 〒530-0047大阪市北区西天満3丁目4-15公冠ビル2F |
講師プロフィール
松原 爽(まつばら さやか)
一般社団法人 女性の健康とメノポーズ協会
一般社団法人 日本女性医学学会認定 女性ヘルスケア専門薬剤師
1993年、日本ワイスエーザイ(現ファイザー)に入社後、開発担当を経て女性ホルモン製剤のマーケティング担当となり、世界に遅れること40年、低用量経口避妊薬(ピル)の日本への導入を担当。
2004年、日本シエーリング(現バイエル薬品)に転職し、更年期障害や閉経後骨粗しょう症領域の治療薬など女性のQOL向上に必要な医薬品の新発売をプロダクトマネジャーとして担当。
その後も、多くの女性ホルモン製剤のプロモーションを通して、女性特有の疾患の啓発や女性ホルモン製剤に対する正しい知識の普及に務めてきた。
2018年より一般社団法人女性の健康とメノポーズ協会において「女性が健康で充実したライフキャリアが実現できる社会作り」に向けた活動を行っている。

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