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レポート:カナダで活躍する薬剤師若子直也先生から学ぶこれからの薬剤師の職能拡大と服薬指導の在り方

大阪:2017年4月16日(日)/東京:2017年4月23日(日)

アメリカ・カナダでは薬剤師がプライマリケアを担い、軽度の疾患は医師よりも薬剤師に相談するのが常識です。日本でも薬局が健康サポート機能を担う中で、薬剤師にこのような役割が期待され始めています。
今回、カナダで実際に活躍されている若子直也氏を講師に迎え、カナダのファーマシストがこの10年間に築き上げて来た職位・職域と、今後の日本の薬剤師に必ず求められるであろう役割・職能拡大についてをご講演頂きました。
ご講演の中で、カナダで薬剤師が実際に行っている、患者との関 係を築く為の論理的かつ効率的な服薬指導法「フレームワーク法」も実演して頂きました。

参加者の声

  • カナダでの薬剤師の職能について聞くことができ、国民や医師の信頼を得ていく為にすべき事、今後の具体的なビジョンをもつことができてよかったです。
  • 問題解決の為の情報の収集方法について、フレームワーク方法は参考になった。
  • わかりやすく、今後勉強する上で必要なことを見直せた。服薬指導におけるプレゼン力が必要と感じる場面が多々あるため、今回のフレームワークを参考にしたい。
  • 日本と海外について比較したお話はよく聞きますが、だから日本の薬剤師はどうすべきなのかを聞けて良かったと思いました。
  • 今回の内容を深めた形での若子先生の話を伺いたいと思います。

これからの薬剤師の職能拡大に対するご意見

  • 現場スタッフの業務標準化に対して運用を考えさせられた。
  • 日本もカナダを見習ってどんどん職能拡大していくべきであると思いました。まず、今の現状に薬剤師が危機感、疑問を持ち、変えていこうとする意識をもつことが大切であると思いました。
  • 職能拡大は求められると思うし、薬剤師のやりがいが増すと思うのでしていきたい。でも、拡大を行うにあたっては、それだけ責任がともなうと思うので、まず薬剤師の能力を上げていく必要があると感じた。

セミナーで学んだ、日常業務に活かせるポイント

  • 今後の服薬指導にフレームワーク法を少しでも取り入れられる様に、フレームワーク法の理解を深めたい。また、少しでも薬剤師の職能を広げられるよう努力したい。
  • 患者さんの対応と社内教育に役に立つ
  • 薬剤師スキルのUP、責任の伴う権限の拡大にむけリスク管理のできる薬剤師の育成
  • 服薬指導の際、フレームワークを意識して、患者さんとコミュニケーションをとり、信頼関係を築きたいと思います。