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WEB連載

スポーツファーマシスト学習記録

第5回 「スポーツファーマシストに向けた学生時代の過ごし方」

こんにちは。新米薬剤師のシトロンです。早いもので、今回でこのWeb記事も第5回目を迎えました。皆さん楽しく読んでいただけているでしょうか。私は、何を書こうかなぁと考えながらパソコンに向かっているこの時間が好きです。毎月原稿を書くようになり、今までより確実に文章力が向上している気がしています。

幼い頃は、書くことが好きではありませんでした。幼稚園のお手紙交換、小学校の交換ノート……ほとんど続かず友達に催促されていました。

しかし、小学5年生のとき転機が訪れたのです。通っていたテニススクールで、練習の反省点などを記録するテニスノートを作成することになりました。仕方ないので嫌々提出したところ、練習では一言も褒めてくれないコーチが「お前の文章面白いな」と褒めてくれました。今考えるとテニスノートで面白いなってどうなんだろう? と思いますが、この一言のおかげで書くことが一気に好きになりました。コーチに感謝、ですね。

 

そして改めて、連載という素敵な機会を作ってくださったファーネットマガジン様にも感謝しています。伝えたいこともまだまだあるので、今後も文章を通じてさまざまな方と繋がり発信したいと思っています。

 

さて、前回の記事ではアスリートの区分について皆さんとともに勉強してきました。今回は一旦勉強を休止し、私が大学生時代にどのように過ごしてきたかについてお話しようと思います。読者の中には大学在学中の方もいると伺っています。なので、少しでも参考になれば幸いです。

 

初回の記事でもお伝えした通り、私は高校生の頃から将来はスポーツファーマシストになりたい! と思っていました。しかし、スポーツファーマシスト資格講座を受講するためには、薬剤師免許を取得することが必須です。

「じゃあ大学生の間は何もできないじゃないか」入学当時の私はそう思っていました。そのことを大学の先生に相談したところ、「スポーツに関するセミナーに出てみたら」とアドバイスをもらいました。正直セミナーって何となくお堅いし、まだ知識の乏しい学生なんて受け入れてくれないのではないかという先入観があったので、1年生のときは怖くて参加できませんでした。

2年生になり、ちょっとだけ勇気を振り絞って管理栄養士の方が主催するセミナーに参加しました。周りは栄養士さんだらけで、薬学部の学生と自己紹介するのが恥ずかしかったのを今でも覚えています。

それでもそのセミナーに参加したのには訳がありました。講師の先生がとても豪華だったからです。日本代表選手を指導している方など、全国さまざまな場所で活躍している先生から直接話を聞ける、これを逃すことはできないと思いました。またスポーツの現場に行けば多職種連携で選手を支えることになります。相互理解のためにも、是非学びたいと思いました。実際知らないことも多くメモを取るのに必死でしたが、管理栄養士の方々が多くのことを考えて選手を支えているということを知り、とても影響を受けました。

その後も薬学部の勉強と部活の合間を縫って、さまざまなセミナーに参加しました。時に難しすぎて内容を把握するのに時間がかかったこともありましたが、参加するたび、授業では体感できない数々の刺激を受けることができ、今後を考える大きなきっかけになりました。

セミナーに参加することだけが正解じゃないと思います。例えば、プロチームによっては運営スタッフを募集している団体もあります。

私は社会人になってからバスケットボールの試合運営ボランティアを経験しました。普段より選手を近い場所で見ることができて、とても興奮しました。何より参加者の方も個性的な方が多いので、話しているだけでもたくさん良い情報をもらえます。また、現在運動部の方は、そのスポーツを頑張ることが将来へ結びつくこともあります。実際私もテニスを通じてプロのアスリートとつながることができました。今後もたくさん勉強して、多くのアスリートの手助けとなる存在になりたいです。

 

ここでお知らせです。スポーツ栄養をもっと学びたいという想いから、Instagramにて献立アカウントを開設しました。今年の夏にスポーツフードアドバイザーという資格を取得し、栄養の重要性を勉強しました。しかし、その食事を誰かに作ってもらえるアスリートは一握りです。実際に献立を立てて自分で作る。その成長記録を見ていただければ嬉しいです。アカウント名は私のプロフィールにリンクを貼っていますので、ぜひチェックしてください。

 

今回の記事はここまでです。次回からは再びスポーツファーマシストの講義内容をテーマに展開していきたいと考えています。もし何かリクエストなどありましたら、Instagramのほうにメッセージいただけると嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また次回お会いしましょう。