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薬に頼らない薬剤師ゆみぽが伝える 心と身体が笑顔になる栄養学

第3回「甘いものが過剰に食べたい!それは栄養の不足?!」

みなさんこんにちは。

薬に頼らない薬剤師のゆみぽです。

 

「最近甘いものが無性に食べたい……」

「さっきご飯を食べたばかりなのに、もう甘いものが食べたい……」

 

そのような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、甘いものが過剰に食べたくなる原因を解説します!

 

甘いものが食べたいのはどんなとき?

 

食後や3時のおやつなど、甘いものが食べたくなるとき時がありますよね。

そのようなとき時、私たちの身体では何が起きているのでしょう?

それには以下のようなことが考えられます。

 

1.三大栄養素の不足

まず、私たちが生活するうえ上で必要なエネルギーを作る三大栄養素の不足が考えられます。

 

その三大栄養素とは、「炭水化物、タンパク質、脂質」です。

 

特に炭水化物は、からだの主要なエネルギー源となり、脳や筋肉は炭水化物から得られるエネルギーを主に必要とします。

その炭水化物が分解されると、糖になります。

糖が不足することにより、糖分を摂取したくなるのです。

 

そして、タンパク質は筋肉や臓器、皮膚やホルモンを作ることに関わります。

 

また、脂質は身体のエネルギー源として使用されるだけでなく、細胞膜の構成成分としても大切な役割を果たしており、脂溶性ビタミンである、ビタミンA、D、K、Eの吸収を助けてくれます

 

これらのバランスが崩れることにより、糖分を過剰に摂りとりたくなると考えられています。

 

2.セロトニンの不足

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれる成分です。

セロトニンは、脳内の神経伝達物質のひとつで、気分の調整や睡眠、食欲、消化などの多くの生理的な機能に関与します。

そのため、セロトニンが不足することにより、甘いものへの欲求が高まることが考えられます。

 

3.ストレスの蓄積

ストレスが溜まると、気分が落ち込んだり、イライラが募ったりすることがありますよね。

これは、セロトニンの不足も考えられます。

 

それらの症状を解消するために、甘いものを食べたくなる欲求症状があらわれます。

そのため、なるべくストレスをた溜めないようにすることが大切です。

 

4.ホルモンバランスの変化

ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の増加や、女性であれば、月経周期に伴う「女性ホルモンの変化」により、甘いものを摂取する傾向が多くみられます。

 

甘いものが食べたいときへの対策3選

甘いものを食べることは悪いことではありませんが、毎日食べると「体重増加」や「生活習慣病」につながる恐れも。

そのため、選び方やライフスタイルが大切になります。

それでは、甘いものが食べたいとき時にはどのように対処したらよいのでしょうか?

 

1.ヘルシーなものを選ぶ

お菓子を選ぶとき時には、カロリーが低いヘルシーなものを選ぶと良いでしょう。

 

カロリーが低いお菓子を選ぶことにより、1日の総摂取カロリーを抑えることができ、からだにも負担がかかりにくくなります。

ただし、カロリー0と書かれてかかれていても、添加物が多く含まれるものもあるため、きちんと裏面を見ることをおすすめします。

 

また、食物繊維を多く含むお菓子もあるので、それを選ぶとことで、腸内環境改善、便秘改善にもつながるのでり、一石二鳥です。

 

2.ストレスをためないようにする

ストレスが溜まると、セロトニンが減り、コルチゾールが増え、間食や糖分を多く摂る傾向が見られます。

そのため、軽めの運動をしたり、お風呂に浸かってからだを温めて自律神経を整えるなど、ストレスを溜めないようにしましょう。

 

3.一日三食のバランスを見直す

食生活が乱れると、必要な糖分が不足し、甘いものへの欲求が生まれます。

そのため、一日三食、「炭水化物、タンパク質、脂質」をバランスよく摂ることを意識してみましょう

 

まとめ

上に述べたように、普段の食生活のバランスを整えたり、ストレスをた溜めないなどのライフスタイルの改善が一1番大切ですが、どうしても間食や糖分の摂取が辞められない方は、間食するものを選ぶようにしましょう。

 

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