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WEB連載

薬に頼らない薬剤師ゆみぽが伝える 心と身体が笑顔になる栄養学

第4回「ストレスは食べ物で軽減できる!?手軽にできる食事方法」

 

みなさんこんにちは!

薬に頼らない薬剤師のゆみぽです。

暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

「最近、仕事やプライベートがうまくいかなくてイライラする」

「憂うつな気分で落ち込みやすい」

 

そのような方も多いのではないでしょうか?

季節の変わりめやライフスタイルの変化は、ストレスは感じやすくなるもの。

実は、そのストレスは食事が関係していることも!

 

今回は、ストレスを軽減してくれる食事法を解説していきたいと思います。

 

1.ストレス軽減におすすめの栄養素

 

ストレスを軽減してくれる食事法とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

関係する栄養素を解説していきたいと思います。

 

1-1.ビタミンC

「ビタミンC」は、抗ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の材料のひとつ。

一時的に血糖値を上げて、カラダがストレスに対処できるように準備をしてくれる栄養素です。

 

1-2.トリプトファン

大豆製品に多く含まれる必須アミノ酸である「トリプトファン」は、感情を穏やかにし、ストレスを緩和してくれる神経伝達物質の「セロトニン」を増やしてくれます。

また、「セロトニン」は睡眠に深く関わっており、カラダのリズムを整え、睡眠の質を良くする「メラトニン」を生成してくれます。

 

1-3.ビタミンB群

ストレスを感じると脳が敏感に反応します。

 

脳はストレスに対処する際、エネルギーを必要とするため、そのエネルギーの栄養源である「ブドウ糖」を摂取する必要があります。

ブドウ糖を効率よくエネルギーに変えるものが「ビタミンB群」です。

 

糖質を摂る際には、ビタミンB群もあわせて摂るとよいでしょう。

 

2.ストレス軽減食材

 

先ほど述べた栄養素を手軽に摂りたいと思う方も多いと思います。

そこで、以下にコンビニで簡単に手に入るストレスを緩和してくれる食材を解説していきたいと思います。

 

2-1.野菜サラダ

緑黄色野菜を含む野菜サラダには、ビタミンCが多く含まれています。

ただし、ビタミンCは「水溶性ビタミン」とも呼ばれ、水に溶けやすいビタミンです。

体内から排出されやすい栄養素であるため、毎食摂り入れることをおすすめします。

 

2-2.納豆、豆腐、味噌汁

トリプトファンは大豆製品に多く含まれます。

コンビニで納豆や豆腐を見つけたら、おかずの一品としてとり入れてみましょう。

 

また、味噌汁は朝に摂ると睡眠の質を良くしてくれるため、朝に摂ることをおすすめします。

 

2-3.野菜ジュース

野菜ジュースのなかには、ビタミンB群を含むものが販売されています。

野菜のビタミンCも併せて摂ることができるため、おすすめです。

 

ビタミンB群を含む野菜ジュースを摂る際には、おにぎりやサンドウィッチなど糖質を含むものといっしょに摂るようにしましょう。

そうすることで、エネルギーが補給されやすくなり、ストレス緩和に繋がります。

 

2-4.豆乳

豆乳も大豆で作られているため、トリプトファンが含まれています。

また、腹持ちもよいのでダイエットをされている方にもおすすめです。

 

3.食事以外にもできるストレス軽減法

 

食事以外にも、ストレスを発散できる方法を日常生活にとり入れることが大切です。

毎日の日課の参考にしてみてください。

 

朝日を浴びる

朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びるようにしましょう。

 

朝日を浴びると、セロトニンが分泌されます。

セロトニンが分泌されることで、睡眠の質も良くなりストレス緩和に繋がります。

 

4.まとめ

 

ストレスは誰しもが感じるもの。

どううまく付き合っていくかは、日常の生活が密に関わってきます。

食事の見直しや、ライフスタイルを見直してみましょう。

 

 

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