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薬剤師 吉田節子が教える!アロマテラピー

第37回 日焼け対策コスメ

日差しが気になる時期がきましたね。日焼け止めで肌をしっかりカバーしたいところですが、アロマ好きな方は比較的、化学物質を避けたいと考えられる方が多いようです。また、肌が敏感な方は市販の日焼け止めでアレルギーを起こし、日焼けよりひどい状態になる方もいらっしゃいます。
夏に向けて、ナチュラルケアの知識を味方につけておきましょう。

【日焼け止めに適した材料】
☆鉱物(ミネラル)
市販の日焼け止めには必ず、紫外線吸収剤、紫外線拡散剤、防腐剤、などの化学成分が含まれています。
一般のアロマテラピー講座で手作りする日焼け止めは、キャリアオイルなどの基材のほか、紫外線吸収剤として、鉱物である二酸化チタンや酸化亜鉛を使用します。
酸化亜鉛はUVAを、二酸化チタンはUVBをそれぞれブロックすると言われています。
どちらも天然由来の鉱物でありチークなどにも含有されているので、市販のものよりはアレルギー反応は起こしづらいと考えられています。
注意点として、あまり小さく粉砕されているものは毛穴に詰まる可能性があり、汗腺を塞いでしまうとニキビや化膿の原因になりますので、ナノ化などされていないものの方がよいと思います。

☆キャリアオイル
キャリアオイルとして使われる天然のオイルの中には、SPF8~40くらいの作用をするものがありますので、そのオイルを基材として日焼け止めを作ると良いでしょう。普段の日焼け止めとしては鉱物を入れなくてもこれで十分だと思います。
キャロットシードオイル/SPF30~40
ラズベリーシードオイル/ SPF30~40
小麦胚芽オイル/SPF20
アボカドオイル/SPF15
ココナッツオイル/SPF5~8
ちなみに酸化の早いローズヒップ油や亜麻仁油、馬油は皮膚炎症の原因になり皮膚が焼けてしまう可能性がありますので、使用を控えましょう。また光毒性のある精油も、この時期は肌には使用しない方が無難と言えそうです。

【帰宅後のアロマケア】
帰宅後は日焼け後のケアとして、優れた抗炎症作用のあるラベンダーウォーターや抗酸化作用があるローズマリーウォーターでお肌を潤しましょう。私はハンガリアンウォーター(若返りの水)のレシピをアレンジして柑橘類の精油を減らしたものを冷蔵庫で冷やしておきます。コットンなどに適量とってパックするのが最高に幸せな瞬間です♪
さらに、抗酸化作用のあるビタミンやミネラルをたっぷり摂取してデトックスに努めることで、肌への負担を最低限にして修復を早めることも大切です。
この夏はアロマの力で、ナチュラル日焼け対策を始めてみてはいかがでしょうか。