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カウンセライダー日並のこみコミ通信

第9回 めでたく就職

今年度、最後のチャンスと思って応募したところに採用されました。新年度になってからの募集で時期も遅く、応募書類を送ってから1か月ほど経過してからの面接だったので、緊張感が維持できず微妙な気持ちで選考試験を受けました。前年度の終わりに応募したところは悉く不採用だったので、今回も諦めていましたから、携帯電話の着信履歴を見ても、知らない局番だったこともあり、間違い電話と思ったくらいです。

メッセージを聞くと受験したところの本部からで、かけ直すと「採用です」と言われました。一般の求人に応募したのは30年ぶりで、しかもハローワークを利用したのは初めてのことだったので、就職支援をする身としてはとても勉強になりました。何よりもこの年で採用になったことが自信になりました。6月6日が初出勤で、週に3日勤務します。

試験は作文試験(60分)と15分の面接でした。最初に質問されたのが「作文はどうでしたか」だったので、「償うという漢字にどうしても自信が持てませんでした」と答えました。最後の15分間は、“償う”という漢字に確信が持てず、平仮名にしてしまうか、他の表現に言い替えるかをひたすら悩んでいました。後で調べてみましたが“償う”を上手く言い替えるのは無理でした。平仮名にするのは何だか負けるような気がして嫌だったので、そのまま出すことにしました。昼休みに調べると間違ってなかったのでホッとしました。

他に質問されたのは、志望理由、通勤時間、今の仕事内容、主な就職支援の方法、経験が活かせるかということでした。面接官は3名で、それぞれの方から質問をされるというものでした。実際の業務の説明を聞くと、少し勘違いがありました。私は受刑者と直接面談をして就労支援をするつもりでしたが、それはほとんど無く、企業に対して受刑者雇用に関する理解をしていただく活動や、新しい受け入れ先を開拓するのが主な業務になるようです。

思惑とは少し違いましたが、何とか新しい仕事を確保することが出来ました。フリーで仕事を続けるには常に飽きられない工夫が必要だと思っています。新しい仕事は、従来の仕事にも刺激を与えてくれますし、自分の中の引き出しも増えます。
どんな業務を任されるのか、どんな人と出会うのか、ドキドキワクワクしています。

それにしても何故採用されたんだろう…?