前回のコミこみ通信で、就活をスタートさせたと書きました。今年もハローワークで紹介状を発行してもらい、書類を応募先に持参し面接日の連絡を待っています。昨年6月から勤務している、法務省大阪矯正管区という厳めしい名称のところです。契約更新のための応募は初めての経験となりますので微妙な緊張感があります。いつも顔を突き合わせている上司が面接官の中に含まれるので、真面目な顔でちゃんと質問に答えられるかどうか不安です。勿論、受かる確率は100%ではありませんので、結果は来月の後半くらいにご報告します(苦笑)
今年は既に新しい仕事の依頼を頂きました。新設された大学にキャリアセンターを立ち上げる仕事です。3年後に初めての卒業生が輩出されるので、就職活動を支援していくための仕組みを一から作り上げるという光栄な仕事です。学長から特に依頼されたのは、上場企業に最低でも20名は就職させたいということでしたが、いきなり意見の食い違いが起こりました。大学の知名度を上げるためには確かに必要ではありますが、上場企業に就職することが学生の幸せになるとは思えませんと投げかけると、それは重々わかっているが、就職実績の出る初年度は何としても知名度を上げるためにそうしたいということでした。とても正直な答えだったので驚きもしましたが、信頼できる方だと感じましたし、何とかお役に立ちたい気持ちにもなりました。
正規職員で雇用するというありがたい条件を提示頂いたのですが、『それだけは無理ですので1年の契約でお願いします』とお願いすると、不思議な生き物でも見るような感じで『変わった人やな、普通は長い契約を選ぶやろ』と言われました。これまでフリーのカウンセラーでこんな働き方をしてきましたのでと説明すると、今度は『それでやってこれたん?』と尋ねられました。これほど単刀直入に訊かれたのは初めてだったので、何となく清々しい気持ちになりました。私としては『これが21世紀の働き方です』と自負しているのですが…。
既に立ち上げのための具体的な仕事を進めていて、3月4日から正式な勤務がスタートします。
こんな感じで新しい年度は幸先の良いスタートが切れそうです。正月にやってきた雀の御利益が早速やってきたのかもしれません。