前回に引き続き、Instagramでアンケートを取ってみて苦手という声が多かった範囲の私の勉強法について紹介します。今回は生薬、漢方薬についてです。
(第105回薬剤師国家試験に向けて行なっていた勉強のため、範囲や内容が変化している可能性があります。ご了承ください。)
■生薬成分の生合成経路生薬成分の構造を見て、何経路からできているのかはすぐに判断ができるようにしていました。この範囲が苦手という方もいるかもしれませんが、「この構造があったらこの経路」というのを覚えてしまえば、あとはそれを組み合わせるだけです!
■よく聞かれる漢方について比較で覚える「この症状であればこの漢方が適している」などを答えられるように、よく聞かれる漢方などは比較して覚えていました。例えば、婦人科疾患に用いられる当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遙散、桃核承気湯、半夏厚朴湯であれば下記のように簡潔に比較していました。
当帰芍薬散 ……貧血、冷え、むくみ、めまいなどがあるとき。妊娠中も使用可能。桂枝茯苓丸 ……赤ら顔、のぼせがあるとき。加味逍遙散 ………気分のアップダウンが激しいとき。桃核承気湯 ……便秘があるとき。半夏厚朴湯 ………喉に異物感あるとき。妊娠中も使用可能。
それぞれの漢方の構成生薬についてはオリジナルの語呂を作ったり、インターネットで見つけた語呂を利用したりして無理矢理覚えていました。
■副作用について覚える西洋薬と比較して生薬の副作用は少ないので、代表的なものは症状やどの漢方に多く含まれているのか、ということまで覚えていました。下の写真に書かれたもの以外では、
最後に、生薬といえば基原植物や科名、使用部位なども覚えなければならないことがたくさんあります。私の場合は、基本的に替え歌で覚えていました。大学の先輩から引き継がれたものやYouTubeに投稿されているものなどを通学時間に聴いていました。替え歌は1度歌詞を覚えてしまえば、勉強の期間が空いてしまっても曲を聴くと簡単に思い出すことができたのでとても良かったです。よかったら参考にしてみてください!