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薬剤師が奨学金返済のために知っておきたい12のこと

第9回 薬剤師相談・転職支援実例① 20代後半女性薬剤師さんの場合
〜月々の奨学金返済は可能だが、貯蓄が全くできず将来に対する不安〜

実際に薬剤師さんから奨学金に関してご相談をいただき、ユニヴが転職のご支援をさせていただいた実例をご紹介させていただきます。

■薬剤師プロフィール 年齢: 20代後半
性別: 女性(独身)
経歴: 大学卒業後、大手調剤薬局チェーンに就職し3年勤務
住居: 一人暮らし
年収: 約450万円
奨学金借入額: 約700万円
※地方ご出身で大学卒業を機に、都会での生活に憧れ、全国で店舗展開を行う大手調剤薬局チェーン(地域限定職)に就職。総合病院門前店舗を中心に、薬剤師としての経験・スキルを磨く。

■相談のきっかけ 奨学金返済への漠然とした不安があり、給与UPの転職を検討し始め、弊社が行う「奨学金早期返済個別相談会」へ参加。

■相談内容(悩み) 奨学金返済・家賃・生活費でほとんどの給与が消え、貯金ができない状況。毎月懸命に返済しながらも奨学金残高が減らない状況に呆然とするとともに、将来に対しての不安を感じている。

■ご希望事項 ① 給与UP
② 新幹線沿線
③ 処方箋100枚以上/日
④ 複数診療科目

■ご紹介先 勤務地:東海エリア
業種:薬局
勤務形態:嘱託社員(2年更新)
年俸:700万円(+借上社宅)
配属店舗:処方箋枚数100枚以上/総合病院門前

■担当コーディネーターからのコメント 毎月懸命に働きながらも、奨学金返済残額がなかなか減らず貯蓄も増えないという現実に、強い不安と焦りを感じていらっしゃいました。
憧れの一人暮らしを行い、家賃をご自身で負担されていることも一因だと思われます。

給与をアップさせたい…という希望を持ちながらも、そのためには過疎地などの僻地へ行かなければ、給与は上がらないだろうと考えていらっしゃいました。

また、給与アップを希望する一方、薬剤師としての経験・スキルをしっかり磨いていきたいというお考えもあり、処方箋枚数が多く(100枚/日以上)、複数名の先輩薬剤師が在籍する環境で働きたいという希望もお持ちでした。

僻地に行かなくても給与アップ+スキルアップができる環境があることをお伝えさせていただき、最終的には上記、東海エリアの薬局さんをご紹介させていただきました。とてもお喜びいただき、現在も元気にご勤務いただいております。

■ご入社後アンケート Q.実際に相談会に参加されていかがでしたか?
私は相談に行くまで悩み、とても時間がかかりましたが、相談してから職場のご紹介をいただき決定するまでは早かった印象です。奨学金返済も踏まえた転職の相談をすることで、自分の状況や将来の希望を自分自身で客観的に見ることができました。無理に転職を促されることもなかったため、まず相談をしてみることが大事なのかなと思います。

Q.転職をされて良かった点や妥協・懸念された点を教えてください。
生活に余裕ができたことで、心のゆとりに繋がりました。妥協点は地方に行くことでしたが、実際は市内まで車で20分程度の場所で不便なく生活できています。給与UPに伴い、残業はかなり覚悟していましたが、以前働いていた店舗よりも残業数が少ないのが現状です。

久米忠史 先生
久米忠史 先生
久米忠史 先生

奨学金アドバイザー
株式会社まなびシード代表
http://www.shogakukin.jp/

1968年生まれ 和歌山県出身
奨学金アドバイザーとして2005年から沖縄県の高校で始めた奨学金講演会が「分かりやすい」と評判を呼び、 全国で開催される進学相談会や高校・大学等での講演が年間100回を超える。
「奨学金なるほど!相談所」では、無料メール相談も行っている。

【著書】奨学金 借りる?借りない?見極めガイド
【著書】子どもを大学に行かせるお金の話
【連載】All About(オールアバウト)「大学生の奨学金」

奨学金アドバイザー久米忠史先生 無料メール相談

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