2017年10月8-9日に日本薬剤師会学術大会が開催されました。
アンチ・ドーピングの一般演題の口頭発表も、ポスター発表も今までの日本薬剤師会学術大会での発表数で一番多いものでした。しかしながら、発表のほとんどが“スポーツファーマシストの認知度は低い”という結果の内容で、スポーツファーマシスト設立から8年間の成果が示されていたものは少なく思いました。
一般演題の口頭発表は8日(日)に行われ、会場は満席で、立ち見の方までいました。こちらでは座長を経験させていただきました。人生初の座長でスラスラ話せず詰まったりしてしまいましたが、会場が満席でとても嬉しく思うとともに、薬剤師の方々がアンチ・ドーピング活動に興味を持ってくださっているのだと実感しました。
2日目のアンチ・ドーピングの分科会も会場はほぼ満席でした。私の大学の友人の町野貴美子さんも発表してくれ、会場から笑いを誘い、アスリートの家族としての気遣いや苦労も聞けて、家族の大変さも知ることができました。
都民公開講座ではオリンピアンの荻原次晴さんと中村真衣さん、薬剤師の上村直樹先生が、「トップアスリートと考えるスポーツ界の話題(夏と冬)」というテーマでとても楽しくお話くださいました。その時の写真です。
会場が3000人収容できる広い会場でしたので空席が目立ちましたが、参加された方からはとても高評価をいただきました。個人的な感想ですが、もっと多くの方に聞いていただくべき内容だったと思います。スポーツファーマシストの活動をしたい、勉強熱心な方が大勢いるにもかかわらず、トップアスリートの貴重な言葉を聞く方は少ないのかなと残念に思いました。
勉強だけでなく、アスリートのサポートも人と人のつながりなので、アスリートの苦労や努力、また楽しい気持ち、嬉しい気持ちを一緒に共有してもらいたいと感じました。
今後ますますスポーツファーマシストの活動は注目されると思います。何度もコメントしてきましたが、勉強だけでなくもっと現場を見てもらいたいと思います。
次回は、禁止表の続きを掲載させていただきたいと思います。