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インタビュー

経営も! 調剤も! 新しいキャリアの確立に向けて

川野 毅さん 45歳 (桂林グループ 上越エリアマネージャー)

川野 毅さん 45歳 (桂林グループ 上越エリアマネージャー)

大学卒業後、約2年間総合病院に勤務。
年収アップを目指し調剤薬局へ転職し、約19年間大手調剤薬局に勤務。
管理薬剤師、エリアマネージャー、運営事業部長、新規立ち上げ、本部勤務などを経験した後、地元新潟に転居するため桂林グループに転職。
現在、幹部候補として従事。

ファーネットキャリアでは、将来経営に携わりたい薬剤師さんのために
社長・経営幹部候補人材を求めている薬局とのマッチングをサポートしています。
今回は、実際に経営幹部候補としての入社に成功した薬剤師の川野さんに、転職して感じるリアルな想いをインタビューしてきました。
経営に興味がある・今後幹部を目指したいと思っている薬剤師さんは必読です!

―薬剤師になった頃から経営に携わりたいという想いがあったのですか?

薬剤師になった頃は経営に興味があったり勉強がしたいと考えていたわけではありませんでしたが、前職でキャリアアップしていく中で経営に携わるチャンスがあり、いざ会社の経営資料などを作ることになったときに「何も知らないな」と実感しました。それまで薬の勉強しかしてこなかったので。

それまで処方せんが来て当たり前っていう感覚でしたが、それだけでは薬局は立ち行かないんだと経営側に加わらせていただいたときに初めてわかりました。
そして、会社の数字を企画やアイデアによって前進させられる、会社の成長に直接関与できる部署に入って「こういう仕事も面白いな」と初めて興味を持ちました。

 

―さまざまな薬局がある中で、桂林グループへの転職を決められた理由は何でしたか?

結論から言うと、ユニヴのコーディネーターさんが探してきてくださったのが大きな理由です(笑)
どうしてもある程度の会社規模になると本社機能が東京や大阪にあるケースが多く、地元が地方都市ということもあり、自分が求める「経営に携われる環境」が、自分ではなかなか探せませんでした。

やりたいことは決まっていたので、地元でもそういった仕事ができるのであれば挑戦したいというのが、桂林グループへ入社した一番の決め手でした。
私ももうそれほど若くはないので、例えば調剤するにしても機械を扱うにしても、若い方の方がスピードが速いと思います。若手と同じフィールドにいるより、自分が会社に貢献できる最大の武器でもある「経験値」を活かしたい。それを評価してくれる会社が桂林グループでした。

 

―今回経営幹部候補として入社されましたが、実際にどのような働き方をされていますか?

基本的には月曜日は本部事務所で勤務し、火曜~土曜は店舗に入りながらマネジメント業務を行っています。店舗では管理薬剤師は行っておらず、店舗のルーティン業務を手伝いながら、近隣の医療機関への訪問や新規の施設開拓・営業などを行っています。また、要所要所で必要な会議に参加させてもらったり、採用業務に関しては、入社してこの2か月半の中で1人の学生さんの選考に立ち会いました。今後選考が増えていくと思うので、立ち会う機会も増えると思います。

地方ゆえの人材不足でなかなか予定通りに外出できないことはありますが、それを今後解決していくのも自分のミッションだと思って取り組んでいきたいです。

これから店舗展開もやっていかないといけないというところで専門の営業部署が最近立ち上がり、徐々に組織が膨らんできています。私自身も会社の一員として調剤部門を盛り上げていかなければと思っています。

 

―今後キャリアアップするにあたって、薬剤師の人材育成にも携わる機会が増えると思いますが、何を大切に指導していきたいですか?

柔軟性を持った薬剤師に育ってほしいと思っています。薬の勉強は当然してきていると思うのでそれは継続してもらいつつ、薬剤師以前にいち社会人として幅広い知識経験を深めてほしいと思います。そういう経験ができるような教育体制を整えたいと思っています。

私は遠い目標だけを持っていても難しいと思っていて、基本的に長期・中期・短期の目標をいつも頭に整理して仕事をしています。「これをちゃんとやったらこうなるよ」「みんなもできるよ」と、私自身が有限実行している姿を見せながら動いていきたいですし、「できたらいいね」ではなく「やるんだ」という目標を持って行動したいですね。

会社の幹部としてだけではなく、いちプレーヤーとしても会社を引っ張っていきたいです。

 

―今までの経験で現職の業務に活かせられていることはありますか? 反対に経験・勉強しておけばよかったと思うことはありますか?

これまでいろんな経営資料を見てきたこともあって、資料さえ見せてもらえれば何となくその会社がやってきたことや今の問題点が大体分かるので、その経験は非常に活きていると思います。あとは営業などの折衝経験もあるので、新規の営業や開拓をするうえであまり抵抗なくできていると思います。

逆に、経理などの数字に関することはもう少し勉強しておけばよかったと思いますね。以前も四苦八苦しながら勉強したことがありますが、まだまだ足りないと感じています。また今後店舗開発に関わる可能性もあるので、宅建など法律関係の知識もこれから身に着けていきたいです。

いくつになっても日々勉強を続けて知識を持つことは大切で、これは経営に携わる・携わらないに関わらず必要なことだと思っています。

 

―会社の今後のビジョンを代表と話し合われていますか? またご自身のお考えを伝えていますか?

最近ちょうど社長と話をする機会がありました。
社長は、他業種の方と会ったりしていろんな方向から事業化を模索している方なので、もちろん薬局事業を中心に行いながら、付随するヘルスケアサービスも行っていきたいと考えているんですよね。なかなか調剤一本では、今までのように上手くはいかないと思うので。

付随するサービスは社長の得意分野だと思うのでお任せしつつ、私自身は会社自体の幹を太くしていきたいと思います。オンライン化に乗り遅れることなく、諸先輩方の豊富な知識をより広い患者層に届けることなどが急務です。「本業に注力していく」という考えに社長からも合意をもらっています。ただそうなったときにガバナンスが弱いですし、現場の基本動作もなかなか統一されていないので、軸をしっかりと立て直して次の店舗に引き継いでいきたいですね。

せっかくいいお話を頂いて転職できて1からのスタートなので、もう一度この会社を作るくらいの気持ちで仕事に取り組んでいきたいです。地域に貢献できるような新たな医療提供の場を作っていきたいですし、いろんな職種の方と地域を盛り上げていきたいと思います。

 


桂林グループ 採用情報

●所在地:新潟県新潟市中央区網川原1-15-23
●HP:http://keirin-net.co.jp/profile/

応募先:honbu@keirin-net.co.jp

 

\川野さんからのヒトコト/

歴史は古いですが、社長自身が若く、調剤をするだけではなくいろんなヘルスケア事業にアンテナを張って事業化を模索しているので、一般的な調剤薬局と比べると薬剤師らしくないことも同時に経験することができます。

さまざまな経験を積みたい方、自分でやりたいことを持っている方にピッタリだと思います! トップダウンではないので、例え部署がなかったとしても、組織の成長に必要だと思うことは実践できる会社です。