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生涯年収最大化の ヒケツとは!?

今回は薬局薬剤師向けに「生涯年収最大化のヒケツ」についてお伝えします。
まず結論ですが、生涯年収を最大化させるヒケツは、「昇給が見込める会社」で「転職することなく勤務継続する」ことです。
早速ですが、右のうち、皆様が理想とする年収アップのグラフはどれになりますか?

それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。

今回は実際に転職に悩まれユニヴにご相談頂いた事例を基に、大手が良いのか中小が良いのか、もしくは個人がいいのか、どのように判断し転職先を決定するべきかをお伝えします。ご参考になれば幸いです。

 

 

①初期年収重視型

こちらは、とにかく今すぐお金を稼ぎたい方向けです。
初期年収は高いですが、そこからの伸びしろがありません。


このような給与体系の会社は、初期年収が高い分、人材が集まりやすいので、人財育成に力を入れていないケースが多いです。

 

ドラッグストア(現場勤務)や慢性的な人材不足の薬局にありがちな給与体系です。

 

②生涯年収重視型

こちらは、社会のニーズに合致した経験を積み確実に成長していくことで昇給を重ね、生涯のトータル年収を最大化したい方向けです。


このような給与体系の会社は、人財育成がうまくいっており人気がある為、結果として人材採用にも困っていません。そのため、高年収を提示して人材を集める必要がなく、相場以上の初期年収は期待できませんが、その代わりにホワイトな労務環境のもと、長期的に無理なくキャリア・経験を積むことができるため、定期昇給を繰り返すことで、最終的には①の年収額を超えていきます。

 

将来を見据え、人財の成長に重きをおいている薬局の給与体系です。

 

 

③最大年収重視型

こちらは、②に加えて、組織のマネジメントに関わることで年収を最大化したい方向けです。
薬局薬剤師として、年収を増やしたいのであれば、マネジメント業務( 薬局長、エリアマネージャー、本部業務)に関わることが最も年収アップにつながります。


ただし、注意ポイントが1つあります。
人材不足が顕著な会社でのマネジメント業務はマネージャーに大きな負荷がかかります。
一例をあげると、10数店舗の管理をしながら、人手不足の店舗の応援要員としても働かなければいけない過酷な労務環境が待ち受けています。

 

もし、③の最大年収重視型を選択される場合は、できる限りホワイトな労務環境で離職率の低い会社を選択するようにしましょう。


ちなみに③の最大年収重視型の薬局求人の中で、最も高給を狙える求人は、小規模の薬局かつ社長の右腕(経営幹部)として組織づくりに関わっていけるチャンスのある求人です。中には、将来的に年収1000万円以上を狙えるものもあります。

 

組織力を高めたい薬局の給与体系です。

 

調剤薬局における転職市場の変化

コロナウイルスが流行り始めた頃、患者数の激減に伴い多くの派遣社員が派遣切りにあったのは周知の事実。その際に多くの派遣社員が正社員へ雇用形態を変更しました。

そのため、特に都心部の薬局では正社員が充足傾向となり、転職で年収を上げることが難しくなりました。
(特に労務環境がしっかりとしていて離職率の低い薬局ほど、高い年収提示をいただけない傾向にあります。)


また、度重なる診療報酬の改定に伴い、薬剤師の働き方も大きく変化してきました。
在宅医療やかかりつけにおける「患者数の確保」や適正な「加算取得」が経営の要となり、そのために従業員の「育成」と「長期雇用」が薬局経営には欠かせなくなりました。※加算取得=患者様の為になる適正な加算取得

 

それに伴い、健全な経営をしている会社ほど、在宅医療やかかりつけにおける「患者数の確保」や適正な「加算取得」ができる薬剤師を評価するようになってきているのです。

 

 

それでは、生涯年収を最大化させる為に、実際に転職された2名の転職エピソードをご紹介します。

 

当初、店舗拡大中の大手ドラッグストアに勤務していたAさん。


Aさんの悩みは1年目から一人薬剤師かつ処方せんを捌くだけの環境で、成長している実感がなく、いつまで経っても不安が拭えない状況が続いていたこと。

また、ドラッグストアならではの、長時間シフト(12時間)と短時間シフト(4時間)が入り乱れる労務環境でライフワークバランスが保てずに、体調面にも少しずつ影響が出ている状況でした。


しかも短時間シフトの際は、決まって遅番勤務(22時終業+残業あり)ということで、プライベートの予定を全く入れられない状況が続いていました。

 

日中だけの勤務のパートさんが時給2500円以上もらっている状況から、正社員よりもパートになった方が得&楽なのではと思うことも多かったようです。


奨学金の返済も抱えており、年収にもこだわりのあったAさんにファーネットキャリアのコーディネーターがアドバイスしたことは3つ。

ホワイトな労務環境で無理なく長期的に働くことができる会社を選ぶ
年収アップの為に、薬剤師として成長できる環境を選ぶ
昇給がしっかりと見込める会社を選ぶ

 

実際にAさんはこの3つのアドバイスの要素が叶った中堅薬局の選考を3社ほど受け、最もホワイトな労務環境かつ薬剤師の成長が期待できるO社への入社を決められました。

 

Aさんが選ばれたO社の魅力ポイント

都心部で60店舗程度展開している中堅の地域密着の薬局!
年間休日120日以上!
各店舗の平均残業時間は月5時間程度!
有給取得率100%!
平均処方せん対応枚数は20枚台/ 一人当たり!
無理な加算ノルマや自社アプリ斡旋のノルマなし!
管理薬剤師のポストも定期的に空くのでステップアップ可!
管理栄養士・栄養士50人以上! 地域の患者様と健康相談などでつながれる顧客獲得の工夫あり!
自社で店舗開発していて、成長性が高い!
ドミナント展開により、経営が効率的!
正社員比率85%以上!
研修認定薬剤師Eラーニング費用だけでなく、その他の研修も全額補助!
産休育休は積極的に取得可能(もちろん男性も取得可能)!

 

ドラッグストアから調剤薬局への転職なので、年収は70万円ほど下がりましたが、Aさんは下記のポイントに重きを置き、納得して転職をされました。

 

研修制度が整っていて、確実に成長できる。
処方せんを捌くだけでなく、薬剤師として幅広く成長していける環境が整っている。
休日は多く、残業は少なく、終業時間は18時台で、プライベートを充実させることができる。
社内バイトもあり、お金に困った時は、稼げる仕組みがある。
薬局長になれば年収が50万円以上アップする。
年に一回の定期昇給がある。

 

Aさんは目先の給与ではなく、自身の成長を一番に考え、結果として収入最大化を目指せるO社を選択されました。


転職後は、一時的に年収は下がりましたが、将来の目標に向かって着実にステップアップしていけている感覚と20代という大切な時期だからこそ、プライベートにも充実感を感じられている環境に大変満足されているようです。

 

当初、大手調剤薬局に勤務していたBさん。
Bさんの悩みは、12年勤めあげてきた調剤薬局で管理薬剤師/薬局長に着任し6年目になるが、年収が540万円で他社の管理薬剤師の年収と比べて低いこと。

これ以上の年収アップを望むにはエリアマネージャーになる必要があるが、エリアマネージャーになると現場に入りながら15店舗程の店舗を管理しないといけない現状があり、先輩方がほぼ休みなく働いている状況を目の当たりにし、いくら年収アップの為とはいえ、長期的な勤務は難しいと考え、収入アップ、キャリアアップにおいて、八方塞がりな状況が続いておりました。

 

これからお子様の誕生も予定しており、住宅ローン返済の為にも年収アップが必要なBさんにファーネットキャリアのコーディネーターがアドバイスしたことは3つ。

 

家族との時間を大切にできる労務環境の会社を選ぶこと
飛躍的な年収アップを求めるのであれば、マネジメントに関われる会社を選ぶこと
マネージャー職を目指すのであれば、人手不足を補完するような働き方(ヘルプ)ではなく、数値管理や人員管理、経営戦略に専念できる会社を選ぶこと

 

実際にBさんはこの3つのアドバイスの要素が叶った中堅薬局の選考を2社ほど受け、将来マネジメントに専念できるポジションがあり、年収750万円以上を目指せるS社への入社を決められました。

 

Bさんが選ばれたO社の魅力ポイント

都心部で100店舗程度展開している中堅の地域密着の薬局!
管理薬剤師として初期年収600万円の提示!
エリアマネージャーは数値管理や人員管理、経営戦略に専念できる!
マネジメントする店舗数は最大8店舗!
マネージャー補佐と共に各店舗を管理できる!
将来的に人事や店舗開発などの本社業務にもチャレンジできる!
年間休日120日以上!
有給取得率100%!

 

年収も前職より60万円ほどアップし、Aさんは下記のポイントに重きを置き、納得して転職をされました。

 

将来的にマネージャーになった場合でも現場に入ることなく、管理業務、経営戦略に関わる業務に専念できる為、前職のような無謀な業務負荷がかからない。
将来的に年収750万円以上を目指せる。
エリアマネージャー以外にも本社機能に関わる業務に就けるチャンスがある。

 

Bさんは、数ある会社の中から、現場とマネージャー職の役割が明確に分かれていて、業務負荷が少なく、家族との時間も大切にできるS社を選択されました。


大手のドラッグストアなどでは、エリアマネージャー職で年収800万円以上を目指せる会社もありますが、長期的なキャリア形成という観点で、「年収」と「家族との時間」のバランスが取りやすいS社を選択したことにとても満足されているご様子でした。

 

終わりに

転職をすれば年収が上がると言われていた時代もありましたが、それは昔のはなし。
これからは、理想のキャリア像が叶い、明確な昇給制度があり、ライフワークバランスも加味した上で長期的に勤務を続けられる会社を選ぶことが、生涯年収を最大化させるヒケツです。

 

 

転職の軸の定め方も、弊社のカウンセリング面談にて行なっております。
是非お気軽にご相談ください。

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