【材料】3～4人分

作り方

①山芋ソースを作る。山芋は皮をむいてザク切りにし、豆腐、豆乳、塩麹、甘酒とともにミキサーにかける。

②鶏肉は一口大に切る。カリフラワーは食べやすい大きさに切る。きのこは小房に分ける。玉ねぎはスライスする。

③②の鶏肉に塩、胡椒をふり薄力粉を軽くまぶす。

④フライパンにオリーブオイルを引き、鶏肉の皮目を下にして並べて中火で焼き焦げ目がついたら裏返す。

⑤④に玉ねぎ、きのこ、カリフラワー、ローリエ、Aを加えて沸騰したら弱火にし、蓋をして7～8分蒸し焼きにする。

⑥⑤が蒸しあがったらBを加え、沸騰させずに弱火で5分ほど煮て、塩、胡椒で味を整える。

効能

コラーゲン豊富な鶏肉とカリフラワーを組みあわせ、美肌作りに役立つ一品です。

「カリフラワーのススメ」

雪のように真っ白な肌合いをもつカリフラワーは、地中海沿岸でブロッコリーが突然変異して白化したもので、日本へは明治初期に「観賞用」として伝わり、戦後本格的な栽培が始まりました。洋食文化が広まった昭和30年代後半になると、ホワイトアスパラ、セロリと共に「洋菜の三白」として大衆化が進みました。

カリフラワーは品種改良や作型の組み合わせにより1年を通して見かけるようになりましたが、旬の盛りは1月～ 2月です。
寒風にさらされると、寒さから身を守るように花蕾はたくましくギュツと引き締まり、凍らないように細胞内の糖度を上げていきます。この時期のカリフラワーはぐっと美味しくなり、冬野菜を代表する野菜です。

カリフラワーは、ビタミンC を始めカリウム、ビタミンK、食物繊維などの栄養をバランスよく含んでいます。その中でもビタミンC の含有量はキャベツの２倍で果物のイチゴやみかんよりも多く、加熱しても壊れにくいことから「畑のレモン」と呼ばれています。
また、食物繊維もキャベツや白菜を上回り便秘改善などにも役立ち、免疫力を高め、美肌作りに役立つ野菜として注目されています。

カリフラワーを選ぶときは花からい蕾の部分がこんもりと固く締まってずっしり重いもの、均一に真っ白で葉がついていれば葉の色が青々してハリのあるものが良いでしょう。

常温で保存すると鮮度が落ちやすく茶色くなりやすいので、買ってきたら直ぐに軽く湿らせたキッチンペーパーを茎に巻いてビニール袋に入れ冷蔵保存してください。
冷凍保存するなら房を残すように大きめに切り、塩と酢を少々入れた湯で硬めに茹で、水分をしっかりふき取ってから保存袋に入れて冷凍しましょう。

薬膳では甘味があり平性の食材に分類され、補脾和胃・補腎・強筋骨の効能を持ち「胃腸虚弱・疲労・胸やけ・胃痛・耳鳴り・健忘」などに良いとされています。
温かなシチュー、焼野菜、天ぷら、ピクルス、新鮮なものは生食でサラダとして食べられ、茎は花蕾よりビタミンC を多く含むので捨てずに一緒に使い切るのがお勧めです。