今月のPickUpファーマシスト |
第19回 永禮友紀奈さん(株式会社ネクイノ)
今月のPickUpファーマシスト
さまざまに活動、活躍されている薬剤師&薬学生の方のインタビューをたっぷりお届けします!
永禮友紀奈さん
神戸薬科大学を卒業後、薬剤師免許取得
大学病院や調剤薬局での勤務を経験したのち医療系スタートアップ会社である株式会社ネクイノへ入社。
現在は事業推進本部スマルナチーム スマルナグロースユニットに所属し、CRMマーケティングに従事。
薬剤師としての経験を積みたい
―薬剤師を目指したきっかけを教えてください。
身近に医療関係者が多かった影響が大きいです。医者、歯医者、そして母が薬剤師なので、小さい頃から医療に関してとても興味がありました。
具体的に考えたのは、小学校高学年の頃です。
1年生の頃に病気で薬を飲んだことで、高熱や水疱ができたことがありました。これがタイミング悪く、初めての運動会と重なってしまい、とても寂しい思いをしたことを今でも覚えています。
その数年後、私が高学年になった頃母から「あの時の症状は、もしかしたら薬の副作用によるものかもしれない。」と教えてもらいました。その時「お薬って病気を治すためのものだけどなぜ? ちゃんと知識を持って飲めば素晴らしいものなのに…!」と思い、自分で学んで仕事にしてみたいと思ったのがきっかけとして一番大きいです。
あと、数学とか理科とか理系科目がすごく好きだったのも理由の1つです!(笑)
―大学卒業後、現職にいたるまでの経緯を教えてください。
初めは薬剤師としての経験を積みたいと思い、大学病院に就職しました。750床くらいある総合病院だったので、薬剤師だけでなく多くの医療従事者さんとコミュニケーションがとれたり、色々な分野の勉強ができたりすると思って。
大学病院では消化器内科外科をメインで担当するチームに配属し、約4年勤務しましたが、結婚のタイミングで山形へ引っ越すこととなりその職場を退職しました。
山形では次のステップとして調剤薬局に勤務しました。
そこは中小企業の病院と精神科クリニックの門前だったので、循環器科全般と精神科がメインでした。管理薬剤師や薬局長まで経験させていただいたのですが、主人の転勤の都合で元々居た関西に戻ることになりました。
関西に戻ってきたタイミングでちょうど妊娠・出産を経験したので、今の状況では新たなところに就職は難しいと思い派遣薬剤師として働いていたのですが、縁あって現職の株式会社ネクイノにジョインしました。
薬剤師の殻を破っても活躍できる
―現職ではどのようなお仕事をされていますか?
株式会社ネクイノはスマホでピルの相談・診察・処方までできるオンライン・ピル処方サービス「スマルナ」を運営する会社です。
入社当初は薬剤師として「スマルナ」の中の「スマルナ医療相談室」でユーザーさんの相談を受ける仕事をしていました。
初めは戸惑うことが多く、これまで女性のヘルスケアについては全然勉強していなかったので入社してからはずっと勉強の日々でした。
調剤薬局で直接患者さんのお顔をみてお話することは慣れていましたが「スマルナ医療相談室」はチャット形式でのやりとりとなっており、お互い相手の表情が分からない中、正しい知識を伝えながらも寄り添う回答をどう文字に表現すればいいのか、など試行錯誤することが多かったです。
アプリ利用イメージ
2 ~ 3年「スマルナ医療相談室」を経験した後マーケティングチームに異動し、今はCRMに関する業務を行っています。
簡単に説明するとユーザーさんとの関係を構築し、ファンになってもらえるような施策を考える仕事なのですが、これもまた初めは不安で(笑)。
これまで薬剤師としての分野で頑張って働いてきたので、マーケティングという畑違いの場所で活躍できるのかどうか心配でした。
しかし、その反面ワクワク感もあり「これから色々なスキルが身について薬剤師の殻を破っても活躍できる場所ができる!」と考えると自信につながりました。
こういう経験ができたことが、この会社に入社して良かったと思える大きな部分です。
―1日のお仕事のスケジュールを教えてください。
フルリモート、フルフレックスの会社なので日によるのですが、午前中はチームでミーティングをすることが多いです。
施策の結果から次はどうするか、改善するポイントは何か、とチームでPDCAを回しています。
午後からは子どもが学校から帰ってくるので、横で宿題をしてもらいながら、パソコンと向き合って集中しています! 次行う施策の資料作成、仕事の進捗確認、数字の把握など、あっという間に1日が過ぎます。
―今後の目標はありますか?
自分の付加価値を一つ一つ作り上げていきたいと思っています。
まずは、今学んでいる最中のマーケティング分野でステップアップしていくことです。学び始めてまだ1年ほどで、まだまだスキルアップできるので今後、自分の価値にしていきたいです。
その後、「薬剤師×マーケティング×〇〇」といった感じでどんどん自分のスキルを増やして、掛け算して自分自身を高めながら、まだ関われていない新しい世界を知っていきたいです。
薬剤師ママは多いと思いますが、キャリアビジョンを明確に持って働きながら子育ても両立できる女性として、1人でも多くの女性に、「仕事している女性、子育てしているママどちらでも輝けるよ!」と勇気づけられるきっかけになれればと思います。
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